ゴガラミの森は、志津野営場東側、標高約900メートル付近にある、大きく古いブナが多く残る森です。ゴガラミの森の「ゴガラミ」とはシロバナカモメヅルという植物の方言で、このシロバナカモメヅルが多く生息している場所のため、このように呼ばれます。志津野営場から一本ブナを経由して、ゴガラミの森を目指しました。出発地点の志津野営場では、すっきりとした青空を背景に輝いている湯殿山と姥ヶ岳を見ることができました。一本ブナは大きな枝がだいぶ落ちてしまいましたが、それでも今年もちゃんと芽吹いていました。一本ブナからは残雪を探して歩いて行きましたが、もう雪が残っておらず、途中ササにつかまりながら斜面を登るような箇所もありましたが、みなさん上手に登ってくれました。途中、木々の隙間から月山も見ることができましたが、今の時期だと雪のついている湯殿山や姥ヶ岳の方が目立ちますね。やぶをくぐったりしながらゴガラミの森に着いてみると、まだ一面に雪が残っていて、新緑も真っ盛り!雪の白、空の青、新緑のグリーンと、とても爽やかな景色を見せてくれました。月並みな表現ですが、やっぱり新緑のグリーンは特別です。ゴガラミの森のブナの新緑パワーを感じることのできるトレッキングでした。(スタッフ:近田)
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