今期のイベント案内は事業カレンダーでご覧下さい
03月12日・ 月山山麓は先週末から冬将軍が居座り、一時すくんだ雪積がまたまたぐっと嵩あがりしました。増えたり減ったりしながら最高積雪期を迎えたようです。16日の自然博物園ブナの森スノーシューイングが楽しみです。 さて、ウバユリのひと房の種の数は想像がついたでしょうか?個体差があり大きさが分かりづらかったかもしれませんが、これには、553個の種が確認されました。一株に13房で7000前後の種がついていたことになりますね。もっと小さな草本類には何万個もの種をつけながら繁殖するものがたくさんあります。それらが競争と共存していることで、地盤が守られているのですね。雪解けを心待ちに休眠していることでしょう。(スタッフ:まなべ)
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03月13日・  日本変形菌研究会大会と南方熊楠の世界
 去る3月9日(日)大阪市立自然史博物館において標記大会が開催されて、当園と共催開催「森の宝石」変形菌観察会の講師である川上新一氏(山形県立博物館)が「変形菌入門−変形菌の楽しみ方」として公開講演をされました。また隣の和歌山県は、博物学の巨星、粘菌を日本に広めた南方熊楠発生の地であり、一路紀伊半島を南下して川上氏と熊楠ゆかりの地を訪ねてきました。
 日本変形菌研究会大会は隔年で関東と大阪で開催されており、今年度は大阪大会ということで上記博物館にて行われました。公開講演会には120名程の来場者があり、やはり大都市での開催は、変形菌の関心度が高く研究をされている人が多いと感じました。川上氏出版の「変形菌ずかん」(平凡社)の販売もありサイン会など川上氏は大忙しでした。(当園にてもサイン本販売しております)
 南方熊楠(1,867.4.15〜1,941.12.29)は、博物学者、民俗学者、日本初のエコロジストとして、日本にとどまらず世界を駆け抜けたまさに博物学の巨星、生態学の先覚者です。その世界に触れるたびに偉大さを実感しました。昭和16年享年75歳で亡くなるまでの25年を過ごした田辺市にある南方熊楠邸は、展示のため整理整頓されてはいるものの、研究に使用した遺品や書物、庭の植物などから熊楠の息吹を感じることができます。隣の顕彰館には、書庫にあった二万五千点に及ぶ資料が収蔵されて、熊楠の膨大な業績と交流に触れ理解を深めることができます。しかし、その膨大な資料にただただ驚くだけでした。白浜町にある南方熊楠記念館は、遺品の展示が多く青少年から海外、交流した人々、植物学、民族学とコーナーごとに収められてじっくり目を通すことができました。屋上からは、神社合祀に反対の折強く保護を訴え、命がけで守った神島(国の史跡名勝天然記念物)が田辺湾に浮かぶ光景に感動しました。また、360度のオーシャンビューに観光地として名高い白浜の景色に歓声を上げました。
 山形県立自然博物園では、26年度6月3日〜7月31日まで「ふしぎな生きもの粘菌」〜きもかわいい!森の宝石〜として展示会を開催します。今回の視察を活かして魅力ある展示会にしたいと思っております。期間中には川上氏と座談会や観察会、子供も楽しめる粘菌広場の開催なども企画しております。偉大な熊楠に近づくことはできないとしても、熊楠の生態学や思想には少なからず近づくことになり、自然に興味を持ち自然の素晴らしさの再発見になることと思っております。(スタッフ:まなべ)
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03月29日・ 高気圧が張り出した日本列島、西日本は満開の桜が見頃、東日本のここ月山山麓は、まだまだ雪が見頃です。陽気に誘われて湯殿山までパトロールです。  今冬は、気象の変化が激しく大雪から晴れ、雪から雨などが定期的に訪れた結果、積雪の状態が非常に悪いです。湯殿山山頂までの尾根や南斜面、東斜面どこを見てもこの時期にしては大きなクラックが目立ちます。今後融雪の進行と共に安定はしてくるものの、クラックからの水の染み込みなどは進み危険な状態は継続すると思います。登山計画を入念にして届を出すことが必須ですが、引き返すことを考えて安全第一に春山を楽しんでください。(スタッフ:まなべ)
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04月09日・ 日本列島は高気圧が広く張り出して、各地で無風のぽかぽか陽気のようですね。山形市内では来週あたりお花見の見ごろを迎えるでしょうね。 月山山麓は、志津〜姥沢間の除雪が完了して、駐車場のある姥沢地区まで車で行くことができます。(夜間通行止め)スキー場オープンは12日(日)で、春スキーを待ちかねている人も多いかと思います。山形県立自然博物園は例年通り5月1日(木)にオープンし、オープニングセレモニーが9時45分で10時から最初のガイドウォークがスタートします。皆様のご来園お待ちしております。(スタッフ一同)
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04月11日・ 明日(12日)は月山スキー場がオープンです。着々と準備が整っていますが、天気はどうでしょう?今日は、最悪の状況でしたぁ〜氷点下にさらされた雪面はガリガリ君でした!明日からの天気に期待します。(スタッフ:まなべ)
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04月13日・ 12日は月山スキー場がオープンして、県内外から月山フリークが集いましたが、ちょこっと気温が低くさらに風が強く、特に午前中はこれに伴いアイスショー並みの雪質に苦労されたようです。
 さて、今日13日は、無風に近い状態で気温もさることながら太陽光の恵みをたっぷり浴びて、昨日氷化した雪面がフィルムクラストになって抜群のコンディションになり、月山夏スキー到来と言った感じでした。(スタッフ:まなべ)
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04月18日・今日も穏やかに晴れて気持ちの良い一日でした。NCはオープン前でスキーヤーと数人すれ違う程度で静かですが、着実に春を感じるようになっています。沢や湿地も雪で埋まっていてまだ危険個所はほとんどありませんが、周海沼は一部雪が崩れて開きはじめています。これからはどこに危険が潜んでいるかわかりませんので、森に入る際は十分注意して下さい。(スタッフ:くらもと)
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05月01日・オープニングセレモニーが行われ、西川町の小川町長さん等より挨拶をいただきました。その後すぐに森のガイドウオークが始まり、大勢の方が散策を楽しみました。森の中は、まだまだ積雪がたっぷり有り、雪の上の散歩を楽しむことが出来ます。まもなくブナの芽吹きも始まります。どうぞ一足遅れの季節の中、別世界のブナの森探検においで下さい。スタッフ一同お待ちしております。(スタッフ;鈴木)
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05月04日・ゴールデンウィーク後半。天気は最高、今朝も9時半から元気にスタートです。園内の北側、姥ヶ岳(月山スキー場)は双眼鏡でスキーヤーも大勢見えます。南側には朝日連峰の山々もクッキリ。ガイドのSさんは山の説明を丁寧にします。ブナの根元で頭上のヤドリギの花を観察。春の陽気に、海の珊瑚礁を泳いでいる気分。足元にはウサギの糞がコロコロ。枝にはカッターで切ったような食痕を観察。ネズミの小さな食痕も沢山あります。残雪の森にも様々な生命の営みが観察できます。森の樹木で一番大きな葉っぱをつけるホウノキは冬芽も大きいですね。今年のブナの冬芽はどれもスラリと細くて花芽は見当たりません。去年と比べて下さい。(スタッフ;細谷)
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05月06日日・G・W最終日の今日は天気にも恵まれ、青空に包まれた周囲の山々がとてもきれいでした。園内はカラマツが芽吹き始め、雪解けの早い尾根沿いではタムシバやハウチワカエデの花も咲き始めました。また、ツルアジサイ、イワガラミ、ヤシャビシャクなどの高木の樹木の下で生育する植物は、ブナやサワグルミが芽吹く前のこの時期、いち早く葉を展開して効率よく光合成をしようとしています。そんな植物の戦略を観察しながら歩くのも楽しいものです。
そして、今日はクマの目撃情報が数件寄せられました。自然豊かな月山、クマが生息するのは普通のこととはいえ、トレッキングやスキーを安全に楽しむためには事前の準備を十分に、鈴やラジオ等でクマにこちらの存在を知らせる努力も忘れずにお願いします。クマ以外の危険箇所の情報も玄関前のハザードマップに随時掲載していますので、散策の前に必ずチェックをしてから森に入って下さい。(スタッフ:倉本)
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05月10日・朝は小雨より少し強めの雨が降っていて、午前中には止んだものの姥ヶ岳は真っ白な雲に覆われており、スキーを見合わせて来館される方が多く見られました。午後からは姥ヶ岳こそすっきりしませんでしたが、青空が見えるようになって陽射も差し込み明るいブナ林に戻りました。
 現在自然博物園の石跳川コースにて、昨年流失した橋の架け直し作業が行われています。重機(バックホウ)による工事を行っているため、作業場所には近寄らない様にし、また、雪上には誘導ロープがありますので気を付けて通行願います。さらに、今年は雪解けが早く石跳川の水量が日増しに増えています。安易に石跳川に近寄らない様にご注意願います。(スタッフ:まなべ)
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05月11日・昨日は、結構寒いなぁと思った通り、今朝の月山山頂部は白くなっていました。今日月山登山に行った人の話だと、雪積とエビのシッポが綺麗だったそうです。高峰はまだまだあなどれません。アイゼン&ピッケル携行冬山装備で挑みましょう。 ブナの新緑前線は、現在標高750m程でしょうか。ネイチャーセンターが標高800mで、気の早いブナは芽吹き始めています。博物園の芽吹きは週末から来週にかけて見頃を迎えるのではないでしょうか?
 石跳川の橋の架け替えは今週で終了のようです。完了時にお知らせしますので、しばらくお持ちください。その頃にはリュウキンカ広場も見頃を迎えると思います。(スタッフ:まなべ)
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05月14日・本日の森の様子です。雪解けが進み、新緑もはじまってきました。景色を眺めに見とれていると、雪の下から突然起き上がる樹木が危険ですので、横たわる木の周辺の雪解けを確認して散策して下さい。とは言え、頭上には樹木の花も綺麗に咲き始め、足元の雪の上にも色々なモノを発見するのでついつい安全確認を怠ってしまいがち。博物園のガイドウォークに参加すると安心して自然観察ができますよ。(スタッフ:細谷)
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05月15日・本日の森の様子です。芽吹きはまだかまだかの声に答え、ついにブナが芽吹き宣言です。森の中に入ると優しい緑の森が、街では、感じられない涼風を連れて迎えてくれます。ずっと見ていたい風景が広がります。まもなくたくさんの芽鱗が雪の上に落ち、雪もみじの風景もすぐそこまで来ています。 (スタッフ:鈴木)
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05月16日・博物園では、ブナの芽吹き宣言がでましたが、やはり新緑寒波が押し寄せて、午前中は雷が鳴り響き、霰が降ってきました。午後になって雷は去ったものの風が強く霰も降って気温は2℃まで下がりました。明日も気温は10℃程度のようです。防寒着着用でブナの新緑を愛でください。
 石跳川の橋の架け替え作業が完了しました。渡れるようにはなりましたが、右岸の雪壁や、左岸の崖崩れなどには注意して通行ください。(スタッフ:まなべ)
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05月23日・天気がよ〜やく良くなりました。畑や果樹に一雨ほしかった時に今回はしっかり雨が降ったようですね。月山山麓も雨が降り続いて寒かったのですが、今日は二日振りに陽が差し込んで暖かく、青空も広がりブナの青葉を輝かせていました。輝いたと言うと、今日は山形市から幼稚園児が遠足で訪れてくれて、みんな目をキラキラ輝かせて、尻滑りに歓声を上げていました。ウサギの糞にも興味津々、木にぶら下がったり揺らしたり、根開きに滑りこんだりと月山の自然を体中で感じていました。(スタッフ:まなべ))
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05月24日・山形市は六魂祭初日で相当の混雑が予想されます。震災復興の力と震災を風化させないためにも多くの人に関わってもらうことが肝心ですね。天気も良く、行楽日和でさぞ賑やかでしょうね。ブナの森も賑やかで、写真のグループ5団体程入山したでしょうか?一般の参加者も残雪に栄える新緑を愛でに、午前も午後も多くの人の案内がありました。おにぎりを食べる家族やカップルもあり、ポカポカ陽気のブナ林でほっこりしていました。(スタッフ:まなべ)
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05月30日・ここ数日、ネイチャーセンターでは珍しいくらいの快晴が続いています。それに伴い気温も上昇し、どんどん雪融けが進んでいます。博物園のオアシス「月山の湧水」もコンコンと湧き、渇いたのどを潤してくれます。湧水側の遊歩道脇ではエゾエンゴサクも咲きはじめました。
 そして今日は、地元の小学3年生、52名が「森の学校」ということでNCにやってきました。季節を変えて毎年学習に来てくれますが、その季節ごとに様々な体験が出来、子供たちの成長も感じられます。記憶のいい子供たちは、スタッフが忘れてしまっていることもしっかりと覚えていて、逆に学ぶことも多くあります。この日は残雪の森に落ちているものを拾たったり、動物の糞や食痕を見つけたり、樹木のシーソーであそんだりと、森中に元気な声を響かせていました。今週末から来週にかけても好い天気が続きそうです。残雪と新緑と青空、歩くだけでも気分が晴れ晴れとすることでしょう。(スタッフ:倉本
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06月10日・ブナ林の雪は大分融けてきて、体験広場や体験ゾーンなどの看板と遊歩道も見られる様になってきました。この時期は、休眠していた木が雪からやっと解放されようと立ち上がってきます。跨ぐ時などは気をつけましょう。そんな頑張ったブナは、ちょっと痛いブナや、動物の様に見えたり、芸術作品にもなります。積雪があるからこそ見かけられるブナの姿を紹介しましょう。。(スタッフ:まなべ)
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06月11日・一雨ごとに雪が融けて、そこから新しい命が動きだします。植物はもちろん、その若葉を食べる昆虫、昆虫を食べるカエル、それを食べるヘビなどなど・・・。6月の森は命溢れる森ですね。身近な所に命の誕生と、命の連鎖を見ることができます。週末は天気がよさそうです。どうぞ生気漲るブナの森に訪れてください。(スタッフ:まなべ)
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06月13日・自然博物園のシンボルツリーは、大ブナのお爺さんとオオトチのお婆さんです。大ブナのお爺さんはブナの木で、オオトチのお婆さんはトチノキ。誰が名付けたのか、樹木でも短命のブナを爺さんに、長生きのトチノキを婆さんに。人間社会に合わせて名付けたのでしょうか。その通り、大ブナのお爺さんは2004年2月に太い幹が折れてしまい倒れてしまいました。300年を超えるブナだと推測されています。そして、それから10年が経ち、オオトチのお婆さんにも衰えが目立ってきました。幹は太くどっしりとしてしっかり根をはっていますが、2年ほど前から枝を落とすようになり、今冬も大きな枝が落ちて樹形がすっきり?してしまいました。今年も花を咲かせた婆さんですが、少し哀しい感じです。それでも、存在感は十分で、子供達にも人気のオオトチのお婆さんはこれからも我々を見守っているはずです。(スタッフ:まなべ)
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06月14日・遊歩道上の残雪もわずかとなり、雪融けを待ちわびていた足元の花々が次々に咲いています。生き物たちも子育てに忙しく動き回っています。原生林のクロサンの池にはクロサンショウウオの卵塊に加えてモリアオガエルの卵塊も出来ました。エゾハルゼミの声は原生林でも聞くことができるようになりました。森歩きは目で見て楽しみ、手でさわって楽しみ、匂いをかいで楽しみ、音を聞いて楽しみ、時には舌で味わって楽しみ、はたまた体を動かして楽しむ、様々な癒し効果を秘めています。心のリフレッシュに一緒に歩きましょう。(スタッフ:倉本)
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06月17日・雪がどんどん融けて博物園は、子育て、開花と忙しいようです。でも視線をそらすと雪はまだ残っています。雪が消えたところから芽吹きが始まります。下界の暑さを忘れさせてくれる涼しい博物園にあそびにきて下さい。スタッフ一同お待ちしています。(スタッフ:鈴木)
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06月18日・雪融けが進んで園内のトレイルが大分見えるようになってきました。石跳川コース〜リュウキンカ広場〜カワクルミ沼〜命の水〜石跳川コースを巡回してきたところ、積雪は部分的にありますが、トレイルが見えているので繋ぎ繋ぎで見失うことはないと思います。カワクルミ沼コース5ヶ所に倒木や落枝でトレイルに被さっているところがあり、石跳川コースでは、大きい倒木1ヶ所そして橋が2ヶ所壊れているところがありますので注意して通行願います。(スタッフ:まなべ)
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06月19日・雪が融けて管理車道には色々な花が咲いています。その一部を紹介します。花を見つけにぜひおいで下さい。(スタッフ:鈴木)
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06月20日・梅雨の時期は森で生きる生命が力強いエネルギーを感じて、自然の奥へと誘われます。午前中に鳥やセミ、カエルのにぎやかな声を聞きながら、日当たりの良い足元に次々咲き出す花と日陰にひっそりと咲く花を観察しました。今日はあまり目につかない動植物を紹介します。岩場から冷たい水が滲み出るひっそりとした場所にタゴガエルが産卵しました。日に当たらない卵塊の中で白いオタマジャクシは変体するまでジッと卵を栄養に育ちます。のんびりとマイペースで散歩するカタツムリやひっそりと咲く花など、出逢いの喜びが味わえます。 。(スタッフ:細谷)
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06月21日・今日は西川小学校2学年親子行事が行われました。幼稚園の時からブナの森に来ている子供たちの親子行事です。1年生の時は2回夏と秋にブナの森を探険しました。今日は、去年拾ったブナの実のことや湧水、オオトチのお婆さんのことをしっかり覚えていました。ブナの森にはまだ雪が残っており、親子で小さな雪だるまを作ったり、雪解け水で我慢大会をしたり、木にぶら下がったり、生きものに触れて遊び、地元の豊かな自然を親子で体験することができました。また、親子で遊びに来てくれると嬉しいですね。(スタッフ:まなべ)
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06月22日・ブナ原生林の中で『楊命時 健康太極拳」のメンバー16人が自然の空気を思い切り吸い込んで、ブナの森を散策しながら、心にも身体にものびのびと気持ちのいい太極拳をしてきました。
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06月26日・玄海広場のミネザクラもすっかり葉桜になり、森の中もすっかり初夏の様相です。エゾハルゼミの声が原生林に響き渡り、鳥や蛙の声もすっかり消されてしまうほどの賑やかさです。今日は寒河江市の小学校が2校、体験学習に来てくれたのですが、たくさんの目で見るといるいる・・・大きなナメクジから小さなウンカまで実に様々な生き物を見つけることが出来ました。これからますます森の生き物たちのパワーを感じられる季節です。(スタッフ:倉本)
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06月27日・ギンリョウソウがあちらこちらに姿を見せ始めました。アサギマダラがツルアジサイの葉に現れました。ベニクジャクは、玄海広場にいました。(スタッフ:鈴木)
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07月02日・昨日7月1日は、月山の山開きでした。あいにくの天気でしたが大勢の登山者で賑わったようです。今年も安全登山で怪我のない様に楽しみましょう。 さて、一夜明けて今日は朝から爽やかな日です。ブナ林の中、遊歩道から見える範囲には、ブナの実生がみどりの絨毯のように敷き詰められています。一斉に枯れてしまうので今のうちに見に来てください。あと何年後に見られるかわかりませんよ。(スタッフ:まなべ)
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07月04日・今日は終日雨の博物園でしたが、しっとりとした森を歩くのもいいものです。傘をさしながら博物園周辺を30分くらい歩くだけでもいろんな動植物を観察できます。2時間歩くのはちょっと・・・という方でも気軽に歩けるコースもありますので、どこにどんな花が見られるのか知りたい方は、館内に立ち寄ってスタッフに声をかけてください。ということで、今日は玄海広場周辺で現在見られる動植物を紹介します。(スタッフ:倉本)
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07月10日・台風8号により梅雨前線が活発になり月山山麓にも集中豪雨がありました。そしてまたリュウキンカ広場方面に向かう石跳川に架かる橋が流失してしまいました。現在通行不可です。その他に石跳川コースの登山道には、土砂崩れが発生した箇所もありますが、通行は可能です。増水した所や、斜面は地盤が緩くなって危険な所があるかもしれません。通行には十分気をつけてください。尚、ブナの原生林コースは安全に散策できるので、通常ガイドウォークは実施しておりますので、お待ちしております。 そんな石跳川の増水した水が引くと、どこからともなくオタマジャクシやトビケラなど小さな生き物がすぐ戻ってくるんですね。そしてそれを餌にするイモリも。どこにかくれているのか?災害に弱いのは人間だけ?自然の動植物は氾濫や災害を利用して繁殖もします。改めて自然の強さを感じますね。(スタッフ:まなべ
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07月12日・大雨が上がり、今日はとてもいい天気です。園内は、雨のためドロドロしたところは有りますが、気持ちよく歩けます。風が爽やかです。園内を飾る花々も変わってきました。この大雨で、河川が濁ってる中、園内の湧水は、相変わらず冷たくて美味しいですよ。(スタッフ:すずき)
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07月13日・台風一過、昨日の土曜日は月山山麓は爽やかな風が吹き抜けてとっても気持が良かったのです。本日13日は朝から曇り空、正午前にはすでに小雨がブナ林を輝かせていました。それでも来園される方は昨日より多く、散策と館内では粘菌展とできたての粘菌パズルを楽しんでいただけました。 7月20日は「粘菌広場」で粘菌に親しむ企画をご用意しております。ご家族でのご参加お待ちしております。(スタッフ:まなべ)
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07月15日・梅雨の中休みで今日は涼しい風の吹くさわやかな一日でした。管理車道にはノリウツギやクロヅルの太陽が似合う花、センターから石跳沿いのコースではミズタビラコやタマガワホトトギスなどの涼しげな木陰の似合う花が咲いています。玄海古道の一部でもある管理車道も草刈と愛の架け橋の設置が終わり歩きやすくなりました。普段あまり利用しない静かな道ですが、そんな場所が好きなのでしょうか?立派なオニノヤガラが出ていました。キアゲハの幼虫やアキアカネも見られるようになり、夏らしい風景に変わりつつあります。(スタッフ:倉本)
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07月18日・昨年の豪雨災害から1年が経ちました。今年は9日に園内の橋が流出するほどの大雨があり、県内の市町村でも大きな被害がありました。明日から天気は下り坂、心配です。そんな大雨に負けず玄海広場のオタマジャクシは元気に育っています。そして、夜にはヒメボタルが舞うようになりました。また、植物も日に日に大きく育ち玄海広場は緑豊かになりました。ヒメボタル観賞会は、天気が良ければ26日(土)に開催したいと思います。闇夜ハイクと闇夜に舞うホタルを楽しみましょう。午後7時までネイチャーセンターにお越しください。(スタッフ:まなべ
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07月24日・今日は、梅雨の晴れ間でとても気持ちのいい1日でした。なんとなく昆虫達を追いかけてみました。春から夏にかけて変わり行く森の中でひっそりと虫達は、1日1日を頑張って生きています。昆虫探しも楽しいですよ。森の中をじっと見つめてください。(スタッフすずき)
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07月25日・今日は青空の下、風も爽やかな一日でした。気持ちがよくずっと歩いていたい衝動にかられました。ささやかだけれど自然がくれる贅沢かな・・・と思いました。(スタッフ:すずき))
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07月26日・「ナイトハイク&ヒメボタル観察会」 日本列島は連日猛暑続きで山形市でも37.5℃になったとか。自然博物園でも日中の日差しの当たる場所は28度位にまで上がり蒸し暑さを感じました。それでもネイチャーセンターに一歩踏み入れば「ここは冷房がきいていいですね」って。でもネイチャーセンターに、冷房は入っていませんよ。天然クーラーです。 こんな蒸し暑い日の夜は、ホタルの飛翔が良いと言われます。観察するのはヒメボタル。林床に幼虫が生息する陸生のホタルです。こう聞くと珍しい様に思われますが、日本のホタルの種類は40種以上で、水生はゲンジボタルとヘイケボタルだけなのです。近年の豪雨災害やゲリラ豪雨などで河川が荒らされて被害を受けているところが多いようです。陸性のホタルは土地改良がなく自然が守られればそこでひっそり生息できます。期待通りホタル時間とともに出現数は多くなり、闇夜のブナ林で眩い光を発してくれました。さらに、五感を研ぎ澄まし足先に集中して歩いた闇夜のブナ林が刺激的な夜でした。(スタッフ:まなべ)
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08月16日・玄海広場ではハンゴンソウやオタカラコウもちらほらと咲き始め、ここ数日は涼しいせいもありますが、お盆を過ぎると園内は一気に秋めいてきます。夏の青空に大きく開いたシシウドの花火も終演を迎えようとしています。朝晩の気温の差もだんだん大きくなり、木の実もきれいに色付き始めています。森に入れば色とりどりのキノコが出迎えてくれます。一足先に秋を感じたい方は是非歩きにいらしてください。(スタッフ:倉本)
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08月19日・夏休みも後半ということもあり、今日は静かな園内でした。午前中はすっきりしない空模様でしたが、午後からはだんだんと青空が広がり風も心地良くさわやかな森でした。モリオアガエルやヤマアカガエルのオタマジャクシは、夏も終わりというこの時期にようやく足が生え、上陸し始めています。小さくてかわいらしいあかちゃんガエルが葉っぱの上で一休みする姿が見られます。雨上がりのちょっとしっとりした遊歩道上には落ち葉の上を移動する粘菌の変形体の姿も見られました。粘菌って何?と不思議に思った方は今週の23日(土)に開催される「森の宝石」観察会へ是非お越し下さい!森の中では様々な命が、日々精一杯暮らしているのが感じられます。(スタッフ:倉本)
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08月20日・県内では今日から新学期が始まった小学校が多いようで、朝は通学するで賑やかな子供たちを見かけました。博物園は来園する人も少ないのですが野鳥や蝉の声もあり、空気も爽やか、穏やかな一日でした。初秋を想わせる花々が増え、葉っぱの陰に実を結ぶ植物も多く観察できます。去りゆく夏は寂しいですが、植物が実りを迎える季節もワクワクします。つまりは、春夏秋冬と移り行く自然を毎日眺めている事が幸せなのですが。。。。(スタッフ:細谷)
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08月22日・お盆が過ぎて涼しくなったと思ったのも束の間、蒸し暑い日が続いていますね。でも、昼過ぎから湯殿山と姥ヶ岳の北から入道雲がもくもくと立ち上がり、雷が鳴り響き5時過ぎには早くも雨が降り出しました。天気は下り坂、また涼しくなりますかね。そんな森の中は、秋の気配ムンムン。キノコがニョキニョキ。この雨でさらにキノコは成長しますね。輝く粘菌はこの雨に流されてしまう・・・残念・・・。森で気になることがもう一つ、熊の気配です。先日朝方や夕方にガサガサと気配を感じたと登山者の通報がありましたが、今日は、通常コースの散策路に糞を発見。いじって見ると繊維質が多い柔らかい感じで、消化しきれていない竹の皮が見られます。糞の大きさから春先に見た可愛い熊さんのようだ。元気に暮らしているようなので、こちらも熊に気配を感じさせながら共存したいと思います。森に入る際は熊鈴や音を鳴らして下さい。(スタッフ:まなべ)
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08月26日・今日は涼しいというよりはちょっと肌寒く感じる一日でしたが、外を歩くとかわいらしい花たちが出迎えてくれて気持だけは晴れやかになります。2〜3日見ていないとあっという間につぼみから花へ変わり、花から実に変わっていたりします。キノコも季節に応じて出てくるものが違います。森は少しずつ秋色になってきています。(スタッフ:倉本)
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08月29日・最近は里前も涼しくなって、博物園に避暑を求める方はめっぽう少なくなって寂しいですね。涼しくなっても森の空気を吸いながら、少し汗ばむ程度のトレッキングは、心と身体のリフレッシュができますよ。そして森は今も見どころ十分で、夏の気配から秋までいろいろな発見があります。動植物の移り変わりと、癒しのブナの森にどうぞお出でください。(スタッフ:まなべ)
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08月30日・今日も肌寒い一日でしたが、森の中ではキノコが元気!数ミリしかないかわいらしいものから25センチ以上もあるでっかいものまで地面から倒木から、ニョキニョキッと出ています。キノコを食べる虫やナメクジも同時に観察できたりして!一石二鳥?!森にとって大切なキノコ、やさしく見守りましょう。(スタッフ:倉本)
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09月02日・今日は、曇のち雨のち晴れとコロコロ変わる空模様で、女心と秋の空は何とやら・・・まさにそんな一日でした。通常の案内では歩かない管理車道やアプローチ歩道も、ゆっくりと歩いてみるといろんなものが目に入ります。今回はこのコースで見られるものを紹介します。起伏差のない歩きやすい道なので、森に入る時間のないときでも楽しめるコースです。(スタッフ:倉本)
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09月03日・天気予報からはもう少し晴れ間が広がると思っていましたが、終日どんよりとしてすっきりしない一日でした。そんな森は訪れる人が少なく静かで、生きものの営みを覗くことがます。トトン、トトトン、トトトトン、アカゲラが木を突く音が森に響きます。そ〜と近寄って、あっ飛んだ!チュチュチュ、藪の中でヤブサメが小さな体を機敏に動かしています。梢からパチパチ、パチパチ、イカルがサワグルミを割っているのかな?ピューイ、頭上にかん高い鳴き声が、ハチクマかなぁ?葉っぱの上ではモリアオガエルが気持ちよさそうに寝ています。チビモリアオも続々上陸している。命の森を静かに歩くことができました。(スタッフ:まなべ)
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09月05日・今日の午前中こそ小雨がありましたが、午後は傘いらずで森を歩くことができました。これまでもキノコの話題がありましたが、今も森はキノコのオンパレード。近年9月は残暑きびしく降水量不足が続いて、最初に出たキノコに続くキノコがなかったのですが、今年は良い雨がほど良く森と大地を潤しているようです。キノコ図鑑片手に森を歩けば面白さ倍増でしょう。秋の気配を感じにお出でください。(スタッフ:まなべ)
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09月07日・今日は朝から清々しい天候で、保育園の親子行事で賑わいました。色の綺麗なキノコを見つけたり、大きな葉っぱを探して比べたり、森の中で楽しく遊びました。これから秋の花、草の実も綺麗な色が沢山増えて、小さな子供たちにも見つけやすくなってきます。初秋の森へ是非、お子様連れでお出で下さい。(スタッフ:細谷)
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09月10日・天気に恵まれ、過ごしやすい一日でした。来園した大勢の中学生たちと賑やかに森を観察しました。元玄海の水量は少なくなり、水中の生き物が探しやすくなり、ハコネサンショウウオやツツトビケラなど狭い所でジッとしています。観察の為に石を動かしたら、静かに元の場所に戻してあげましょう。蒸し暑い夏は水場で虫に刺される事も多かったのですが、それも落ち着き虫除けスプレーをする生徒も少なかったようです。じっくりと動植物の表情を観察しませんか? (スタッフ:細谷)
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09月13日・3連休の初日ですが、あまり天候が良くないようで野外を歩かれる方が少ないようです。ブナの森はしっとりと雨に濡れ、樹幹流が綺麗です。この雨でキノコもしっかり成長するのではないでしょうか?去年はツキヨタケがあまり綺麗に出なかったので、秋のナイトハイクが開催されませんでしたが、今年はどうでしょうか?小さなキノコが古い大木にだいぶ出てきました。晴れも良いですが、雨も植物にとっては大事です。 秋の休日。しっとりと濡れた森で活き活きとした動植物を観察しませんか? (スタッフ:細谷)
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09月14日・最近の天気は、めまぐるしく変わります。晴れたり降ったりを繰り返しています。晴れても、風がふくと葉っぱが受け止めた雨水が、頭に落ちてきます。この落ち着かない空模様は、何が起こるか楽しみでもあります。森を訪れる際は、雨具を用意してきて下さいね。そんな雨の合間の青空に映えるチョット色づいた葉っぱを紹介します。。(スタッフ:鈴木)
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09月20日・今日の歳時記は今年二度目のナイトハク、ツキヨタケ鑑賞会の報告です。日中はやや雲が残りましたが、夕方から晴れわたり、ナイトハイクには最高の条件がそろいました。
 開催告知を出したのは数日前だったのですがツキヨタケを撮りたい・・というカメラマン含めて24名が参加してくれました。午後6時集合、早速、ツキヨタケのあるブナの原生林に向かいます。 この枯れたブナには一昨年前からツキヨタケが付き始め、一昨年の鑑賞会は月明かりや生育状態などタイミングが悪く光るキノコは見れずしまいでしたが、今年は生育状態もよく、さらに新月に近い暗い空とベストなタイミングでした。闇夜に光る神秘的なツキヨタケがくっきりと見られ、歓声があがるほどでした。さらに玄海広場に戻ると最高の星空が広がりしばしロマンティックな一時を堪能したナイトハイクでした。
 写真は、カメラ班が撮影した緑に光る神秘的なツキヨタケです。撮影データは感度・ISO3200、シャッタースピード・30秒、絞りは・5.6〜4です。(スタッフ:まなべ)
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10月01日・今日から10月、朝晩はめっきり冷え込むようになり紅葉の見ごろも姥ヶ岳周辺から間もなく原生林へと降りてくるでしょう。園内の紅葉も少しずつ進んでいます。サワグルミやキハダの黄色、ヤマブドウやツタウルシの赤が目立ちますが、ハウチワカエデやオオカメノキも日に日にきれいになっています。紅葉以外の見所は「タネ」。秋は様々な植物がタネをつけます。今年は「木の実」の生りは悪いのですが、足下の植物は様々な戦略で子孫を増やそうと頑張っています。博物園開園期間も残すところ1ヶ月、まだまだ見所たくさんです。(スタッフ:倉本)
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10月04日・今日の月山は紅葉を楽しもうという人でとても賑わっていたようです。しかし、風が強く視界も悪く山頂を目指すには厳しい条件の天候だったようです。そんなときは無理せずに麓の森歩きを楽しむのはどうでしょう。今日の森は、雨が降ったり止んだりの不安定な天気でしたが、ひと雨ごとに紅葉もキレイになっています。おとといと比べても違いがわかります。足もとの落ち葉も黄色や赤が増えてきました。踏み固められた遊歩道ですが、落ち葉のクッションが程よく足に優しい!原生林もだんだん明るく見通しがよくなり、太陽の木漏れ日が背中をそっと撫でてくれます。(スタッフ:倉本)
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10月07日・月山の紅葉はだんだんと標高を下げてきているようで姥沢駐車場からの下り道は、今、キハダのクリーム色の黄葉が目立ち綺麗です。自然博物園内の森もだんだんと」明るい感じになってきております。オオカメノキ、ヤマブドウの葉、ウルシ、カエデ類の赤が目を引きますが、ブナ、ミズナラ等も少しずつ色づいていて、日々森が明るくなってきているように感じられます。今週は天気がいいようです。気の向くまま足の向くまま遊びに来て下さい。(スタッフ:すずき)
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10月08日・天候に恵まれ、一日一日森の配色が変わっています。今日は雲1つ無い青空で様々な葉の色がゆれています。虫たちも温かな陽の下で花の間を忙しなく飛び回り、植物の実もピカピカに輝いて、動物たちを誘惑しているように見えました。(スタッフ:細谷)
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10月11日・風が冷たく日の当たる場所でも肌寒く感じる一日でした。これからは天気が良くて山は寒いのが当たり前、温かい服装でお越し下さい。紅葉は標高1000メートル前後が見ごろのようです。博物園周辺も日当たりの良い広場や地蔵沼もとてもきれいです。森の中昨日よりも今日、今日よりも明日と毎日きれいになっています。この時期は毎日が感動の森歩き間違いなし!(スタッフ:倉本)
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10月12日・昨日とは打って変って、ぽかぽか陽気で真っ青な青空の広がる気持ちの良い一日でした。3連休の中日ということも重なり、月山も博物園もたくさんの人で賑わいました。明日も午前中は何とか曇りの予報。今日の日差しと夜の冷え込みを受けてさらに紅葉は良くなるでしょう。今日も森はきれいでした。この感動をなかなか写真では伝えきれません。実際に歩いて感じてほしい!!お待ちしております。(スタッフ:倉本)
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10月13日・台風19号は大分遅く北上のようで、月山山麓は午前中無風状態で山々もすっきり見えていました。午後からは小雨が降り出してもすぐ止むような状態に霧が発生して、幻想的な雰囲気に。紅葉前線は、日当りの好い地蔵沼付近はすでに見頃、博物園内のブナ林は、周海沼付近に迫っています。台風一過を待ちます。(スタッフ:まなべ)
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10月15日・台風一過、晴れ渡った月山山麓になりましたが、低気圧も入り込み高山帯は大分気温が下がり、月山に登った方の話だと山頂には雪が降ったようです。 ブナの森は、青空から陽射しを受けたブナが黄金色に輝き明るくなっていました。台風が去って紅葉前線は、志津温泉から弓張平の日当りの好い樹木にまで一気に下ったようです。日当りの違いが葉の色付きにグラデーションをつけて、色とりどりの葉っぱを楽しめるのもこの時期ですね。全体的に黄金の森になるにはもう2〜3日かかりますね。(スタッフ:まなべ)
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10月21日・今年の紅葉の始まりは"早い"。早い紅葉前線はそのままブナ林を駆け抜けています。ネイチャーセンター付近の標高は約800mで、見頃は、弓張平の標高600m付近でしょうか。見頃が去ったからといって博物園が終わったわけではありません。今月31日が最終日で、11月5日(水)が「さよならブナ林」で最後です。落葉した森は明るくなり、小低木の紅葉や、常緑の植物が奇麗です。落ち葉も散策路を明るくします。まだまだ楽しめるブナの森にお出でください。(スタッフ:まなべ)
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10月23日・昨日、一昨日は雨模様で寒気も入り込み気温が一気に下がりましたが、今日から天気は回復して、週間予報にも晴れマークが並んでいるようです。日に日に寒くなるこの時期、お天気マークが気になりますね。ブナの森は落葉が進み日が差し込むようになり、背中や頭に暖かさを感じます。落葉した木々などを観察しながら歩くのも面白いですよ。落葉後も様々な情報が飛び込んできます。また、寒くなってナメコが出始めました。キノコは森にとって大事な生態系の役割を持っています。そして、園内では貴重な観察物でもあるので、どうか採らないで見るだけにしてください。(スタッフ:まなべ)[PHOTO]
10月24日・里では今シーズン一番の冷え込みとなったところが多かったようですが、今日の博物園は青空が広がり日射しのたっぷり差し込む暖かい一日でした。そしてこの時期、天気が良いとどこからともなくやってくるのがスコット君。どこの誰かって??彼の正体は「スコットカメムシ」。里に発生するクサギカメムシよりも小さくてかわいらしいカメムシです。可愛いといっても外見だけで、強烈な臭いは負けません!ご来演の際はあまりの数にビックリしないようにして下さいね。意地悪しなければ臭いは発しませんので! 園内の様子はというと、管理車道のカラマツも色付き始めました。カラマツの葉が散る頃には雪の便りも舞い込むのでしょうか?森の中はブナの葉がだいぶ落葉し、低木や草紅葉がきれいです。ふかふかの落ち葉が地面を埋め尽くし、歩くとカサカサ、サワサワ・・・と音を楽しみながら歩くのもいい感じ!開園期間もあと1週間。深まる秋を楽しみましょう。(スタッフ:倉本)
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10月26日・今日も絶好の散策(行楽)日和でした。ブナの落葉が日に日に進み、透き通る明るいブナ林とサクサク落ち葉の道を、沢山の人とブナ林散策に気持ちの良い汗を流しました。青空に映える紅葉に感激して、白い肌が光るブナに感動しました。原生林のブナは離れて見ると広い間隔を開けて林立しているのが分かりますが、両手を広げてもおさまらない太いブナの根元から見上げるとその大きさが分かり、存在感たっぷりのブナに愛着が湧きます。ますます美しくなるブナ林です。(スタッフ:まなべ)
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10月28日・東日本から北日本にかけて寒気が入り込み、降雪と峠道の通行止めなどの情報が届いています。ネイチャーセンターにも朝から降雪があり、標高1000m付近の山にも白い物が目立っていました。降ったり止んだりの繰り返しで、玄海広場には1〜2cmの積雪ですが、姥沢地区には昼から通行止めです。博物園周辺の気温は氷点下になりましたが、思ったほど寒くはなく、少し着込んで手袋をして歩けば温かくもなります。そしてなにより、雪と紅葉のコントラストが奇麗で、初雪の感触も足元から伝わり落ち葉のクッションと重なりさくさく優しい道になりました。明日から天気は回復しそうです。31日までご来園お待ちしております。(スタッフ:まなべ)
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10月31日・今期の博物園開園期間が31日で終了です。28日に初雪は降ったものの、昨日からは青空が広がり、汗ばむほどの陽気になり閉園するのが惜しい気分です。今日はそんなカラッとしたブナ林を最後の巡回です。ブナの森はすっかり落葉して、青空が透けて見えるようになり、新緑や紅葉とはまるっきり違う、丸裸になったブナの幹の美しさにうっとりする魅力的な森に変わっています。その落ち葉は散策路に大量に敷き詰められて、かき分けて歩くとシャーシャー鳴ります。落葉したブナの森の最高の楽しみは、今日のような森歩きができることです。今年も楽しい森歩きができました。何度訪れてもどんな時でもブナの魅力は無限ですね。来年度も皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。今年度のご来園ありがとうございました。最後の行事として、11月5日(水)に「さよならブナ林・ブナに感謝」があります。天気に左右されますが、防寒対策万全でお越しください。(スタッフ:まなべ)
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