山形県立自然博物園・2012年度自然観察会=
山が誇る希少種「ガッサントリカブト」を見に
参加者15名・講師:沢 和浩 氏
2012年9月9日(日曜)開催
 7月の希少種観察会に続き今回も、博物園インタープリターで山形県植物調査会会員である沢氏の講師で、園内の希少種「ガッサントリカブト」を観察しました。博物園は245ヘクタールの広大な自然の中に総延長10キロ程の遊歩道が整備されています。その道を回ることでたくさんの動植物に出逢うことできますが、その中には希少種とされるものがいくつかあり、知らずに見逃し気が付いてもそれが希少種だと分からないまま何度も通り越してきたことでしょうか。今回のターゲットはガッサントリカブトで、これはマクロに判別しないと分からないもので、その違いを分かった時にはちょっと得した気分になりました。まずは、ガッサントリカブトは屈毛、イイデトリカブトは開出毛この違いを見つけましょう。また、移動中に着生植物のヤシャビシャクを見ることが出来ましたが、頭上高いところにあるこの植物は全国的には絶滅危惧種だそうで、やはり皆さんの認知度も低かったようです。このことから来春観察会を開催することが決定しましたのでお知らせします。
 希少種ではなくとも身近にある自然がいつまでも変わらず、歩くたびにうれしい発見があるブナの森であってほしいと思いました。(スタッフ:真鍋)
イベントの様子 (画像クリックで拡大)