イベントの様子は活動記録でご覧下いただけます
03月30日・志津〜姥沢線の除雪は順調に進み、姥沢の駐車場まで終わっています。正式の開通は予定どおり、4月10日のスキー場オープン当日になります。それまで一般車両の通行は出来ませんのでご注意下さい。
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04月19日・暖かい春の日差しがいっぱいに降り注ぐ中、新規メンバーが一人加 わり、総勢12名での例会となりました。博物園までの道も除雪が完 了したので行ってみると、まずは雪の壁にビックリ。そして、雪害に あった博物園の建物にビックリ。冬の間はパークプラザが拠点だったので、久しぶりに来た博物園はいろんな意味で新鮮だったようです。 まずは石跳川を渡り、博物園対岸の2次林を歩きました。開園当時の20年前と比べると木が太くなり、立派な森になってきたということです。樹齢60〜70年のブナは人間に例えると成人式を迎えた年齢です。これから成熟すると、どんな立派な森になるのだろう思いを巡らせながら歩いてきました。 その後月山荘へ移動しました。今年中に月山荘が解体されるかもしれないということで、その前に是非ともスケッチしておきたいということでした。スケッチクラブでは、1年を通して月山荘周辺を歩く機会が多かったので、赤い三角屋根がポイントの月山荘がなくなってしまうのはとても残念でなりません。1時間ほどかけてゆっくり月山荘に向き合いスケッチしました。5月の開園と同時に、これらの絵も含めた最新の作品を館内に展示しますので、来園時には是非ゆっくりと絵をご覧になってください。(スタッフ:倉本)
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05月01日・半年間の冬期閉鎖からようやくこの日がやってまいりました。特に今冬は豪雪でネイチャーセンターにも雪害があり、オープンが危ぶまれたほどでしたが・・・。 5月1日、24年度県立自然博物園がオープンいたしました。大型連休中日まで連日好天が続き、オープンに花を添えてくれたようです。 オープンセレモニーの後、さっそく今年度最初のブナの森ガイドウォークは、20名を超える方々と残雪まぶしいブナ林に出発です。積雪は現在スタート地点で約3m。少し標高が上がると4m。場所によっては5〜6mの所も!それでも雪は締まって硬雪で、長靴だけでも十分歩き楽しめます。日向の気温は15度程でも、日陰になると10度を下回りますので防寒着をお持ちください。また散策後の皆さんは、日焼け顔で戻られたので、日焼け止めクリームもお忘れなく。中旬には芽吹きが始まると思います。彩り変わる春紅葉を体感しにお出でください。今シーズンも皆様とブナ林で素敵な出会いを!スタッフ一同お待ちしております。(スタッフ:眞鍋)
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05月02日・今日の気温は12度。昨日の温かい日差しはなく空もどんよりしていましたが、雪上トレッキングには、雪の照り返しがない分快適に散策することができました。午前午後ともブナの森ガイドに参加された皆さんは春風を感じながら芽吹き前の明るいブナ林を満喫できたようです。昨日よりブナブナ紅葉が赤く、ハウチワカエデはほころび始めていました。(スタッフ:眞鍋)
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05月04日・昨日は一日中雨でしたが、南東からなまあたたかい風が吹いて寒くはありませんでした。今日は、曇りのち小雨のち晴れ、気温は4度から7度で、少し肌寒い感じです。連休終盤にかけてもっと天気が良くなっていくことを願います。 ブナの芽吹きは現在、志津温泉に駆け上がってきています。博物園内のブナも少しづつ十二一重を脱ぎ始めています。積雪は昨日の雨でだいぶ締まったものの、例年よりまだまだ多く「ブナの森ガイド」に参加された皆さんは、尻滑りを十分楽しんでいただけました。今年のブナ開花と雪解けの予想をしてみてください。昨年は、ブナの芽吹き宣言が5月19日、雪解けは6月23日でした。 昨日の雨で石跳川の水量が増しました。雪解けと共に今後もスノーブリッジが大きくなり、見えないところに危険が潜むようになります。散策の場合はネイチャーセンターで情報をお聞きください。(スタッフ:眞鍋)
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05月08日・ぼんやりとした空模様を見上げると花模様・・・。稜線にはタムシバの花がいくつも綻び出しました。 今の時期はカエデの葉よりも先に芽吹いた花を比べて歩くのも面白いです。イタヤカエデは黄色の花。 高い木々の枝先でハウチワカエデの紅色の小さな花も花盛りです。 オオカメの花もまだまだこれから美しく拡がってきます。今週は同じ植物でも雪解けの違いで、場所によって、冬芽から開花した様子を良く比べて観察できます。(スタッフ:細谷)
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05月09日・今日の気温は9℃で、風はなく太陽光が眩しい晴れ渡った日です。GW明けから天気が回復して、日に日に新緑が駆け上がり、標高800mあたりまで萌黄がかってきています。原生林の中でも、早熟なブナがあちこちでほころびはじめていて、小鳥のさえずりと沢の音を聞きながら、春の訪れを五感で感じました。来週は芽吹き宣言がでるかも?(スタッフ:真鍋)
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05月12日・冬に戻った月山。今朝のネイチャーセンター付近の気温は、−1度。そして天からはふわふわと贈り物が舞い降りてきました。寒くなると知ってはいたものの、雪まで降るの〜が素直な感想です。一日中みぞれ交じりで降り続いて、標高900m辺りのブナ林は真っ白になっていました。少しづつ新緑が広がっていますが、すこし足止めです。一気に駆け上がると思っていたグリーンベルトはもう少しゆっくり楽しめそうです。こんな天気で、田川地区高校登山部が予定変更せざるをえなくNC訪ねていただきまして、部員25名としっとりしたブナの森を観察してきました。(スタッフ:眞鍋)
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05月19日・本日、5月19日にブナの芽吹きを宣言いたします。久しぶりに晴れて暖かくなった博物園内の原生林には、残雪、新緑、雪紅葉を求めてたくさんのカメラマン、そしてトレッキングを楽しむ人の姿が見られました。昨日までは冷たい雨が降り続き新緑も足止め状態でしたが、ここにきて一気に緑が広がってきました。今年は雪が多いので、残雪と新緑まだしばらくの間楽しめそうです。 また、博物園の森にもようやく早春の花が咲き始めています。雪融けの早い尾根沿いにはタムシバ、ハウチワカエデ、オオカメノキ、ムラサキヤシオツツジなどが、日当たりのよい根開きにはエゾエンゴサクも咲いていました。街ではそろそろ初夏の花が楽しめる時期ですが、月山ではこれから春の花が見ごろを迎えます。ちょっと季節を逆戻りして楽しむのもお勧めですよ。(スタッフ:倉本)
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05月23日・自然体験学習の様子を紹介します。
 今日は天童市立成生小学校5年生が、「自然との関わり」を学びにブナの森を体験しました。なぜブナが雪に強いかを遊びから学び、ブナの実を食べた熊の痕跡やネズミやウサギの痕跡を発見し、薬になる木を味わったり香りのする木に驚いたり、自然を見る力を五感で感じ取りました。最高の楽しみはやはり尻滑りのようで、雪の冷たさや濡れること、汚れることをまったく心配しないで遊ぶ姿に、子供らしさと強さを感じました。響き渡る子供の声と躍動する姿が新緑に萌えるブナ林をさらにエネルギッシュにしました。(スタッフ:眞鍋)
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05月26日・月山山麓ネイチャーセンター今日の気温は15度。それ以上に暑く感じる日でした。月山スキー場もこの天気に姥沢駐車場は満車で、県外ナンバーの車がズラリと並んでいました。快適な春スキーを楽しまれたと思います。 ブナの森はというと、大分新緑が進み、原生林の葉っぱも大きくなり木陰が出来ています。雪紅葉は少し赤みを増してきているようです。残雪は例年より多くこのまま木陰と雪紅葉に守られて、雪解けは遅くなるでしょう。 日差しをよけながら爽やかな風に気持ちの好いブナ林です。林床の雪には雪紅葉に混じりながら、この時期限定"雪上藻"が雪彩をつけています。6月16日に観察会を開催しますので参加お待ちしております。 リュウキンカ広場に向かう、石跳川に架かる橋は出ており、右岸のオーバーハングしていた雪にステップをつけましたが、川の増水やステップの崩れなど注意して通行願います。また、リュウキンカ周りの沢も危険がありますのでネイチャーセンターで確認して下さい。(スタッフ:眞鍋)
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05月29日・今日のネイチャーセンターの外気温は、9度から14度。少し肌寒いかと思いましたが、トレッキングには調度いい気温でした。月曜日が休館日で一日たったブナ林はまた緑が濃くなっていました。原生林の積雪は1m50cm前後あります。まだまだ、緑と残雪を楽しめますね。(スタッフ:眞鍋)
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06月06日・今日は曇り空で朝から肌寒く、昼過ぎには雨が降るあいにくの天候でしたが、森の中静かでしっとりとした空気に包まれていました。原生林はまだまだ雪に覆われていますが、場所によっては遊歩道も少しずつ見えてきました。エゾハルゼミの声に包まれながら残雪と新緑を楽しみ、かわいい草花も楽見ながらのんびり歩く、至福の時間です。ただし、踏み抜きや道迷いに注意が必要ですので、毎日2回開催のガイドウォークをご利用いただくか、カウンターでの情報確認をお願いします。(スタッフ:倉本
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06月08日・今年は雪が多く利用される方からは「いつ消えるんですか?」「全部消えるんですか?」などと尋ねられます。もちろん例年は6月中旬に消えますが、今年は7月まで残りそうな感じです。それでもこのところ気温が高くなり、消える量に勢いがあって2〜3日も経つと景色が随分変わっています。雪が消えたところには、昆虫や幼虫などが動き回る様子があり、植物の実生や開花などを見て廻ると季節が変わっていることを実感します。日常案内は、毎日午前と午後に出ていますが、この季節は冬有り春有りで見所いっぱい。雨が降っても靄がかかり幻想的なブナの森を体験できます。ダイナミックに変わるブナの森を体感しにお出でください。(スタッフ:眞鍋)
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06月09日・今日は待望の雨です。ブナの葉が既に傘の役割を果たすべく大きさに茂っていて、小雨位は「ブナの森傘要らず」状態です。そして、小雨にけむるブナ林を期待しましたが、少し物足りないスモークでした。それでもしっとりしたブナ林は表情豊かで、幹肌や若葉が色付き、小枝に光る雫が印象的でした。また、根開きや日当たりの好い所では、新しい命が立ち上がり、眠気からさめた蛙がよろよろ。毎日新しいものと出逢えるのがこの季節の楽しみです。一緒に森の営みを覗きに行きましょう。(スタッフ:眞鍋)
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06月13日・園内の雪融けも進み、地面を踏みしめて歩く距離が日に日に増えています。半年以上雪の下でジッと春を待っていた植物もようやく太陽の光を浴び、すくすくと育ち始めています。また、植物の目覚めと同時に生き物も続々と長い冬から目覚め始めています。森の中で動くものに出会うとそれだけでワクワクしてきます。そろそろあの花が咲くころだなあ、そしたらあの生き物が出てくるころだなあと考えながら歩くのも楽しいものです。これまでは新緑をゆったりと楽しんでいましたが、これからどんどん活気づいてくる森は見どこら満載です。癒しとパワーを兼ね備えたブナの森へ出かけましょう。(スタッフ:倉本)
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06月14日・今日の午後は、歩くと汗ばむほどになり、その陽気にせかされたか玄海広場のミネザクラがようやく花を咲かせました。明日以降も次々に咲き出し、来週には満開になるでしょう。また、広場の雪が消えた所には、フキノトウやコゴミなどが出ていますが、博物園は教育林として観察用にしておりますので、採取禁止の協力をさせていただいております。 ブナの森では所々に雪が残っている状態で、まだまだ残雪から出たばかりの植物の開花の様子などが楽しめます。しかし、日当たりの良い所には、敬遠しがちのニョロニョロが日向ぼっこをしているのでお静かにお通りください。ブナの森では鳥の囀りと蝉の鳴き声のオーケストラのサービスと、冷たい湧水をご用意しておりますので、どうぞご利用ください。(スタッフ:眞鍋)
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06月15日・今日は、やさしく・かしこく・たくましくをスローガンとしている神町小学校4年生が、水の学習の一環として自然博物園を訪れてくれました。 出発前にネイチャーセンター内で「ブナの森は緑のダム」のDVDを見て、ブナの寿命やブナ林の土壌、ブナがたくわえる水がたえまなく移動すること、湧水の行方などを予備知識として学習しました。そして、6班に分かれてインタープリターと野外活動です。今でも残っている雪に驚き、久々の雪の感触を味わい、雪投げや雪のシャワーで楽しめました。また、埋まっている木の"しなり"は、ぶら下がったり登ったりすることで遊びながら身体で実感できました。活動中は、五感を使うことを意識し、匂いや味、気温や水温、音など感じたことを口に出しながら森の様子を感じられたと思います。土壌の柔らかさを測り、水の流れがあるところや人の踏み跡が多いところなどを比較して、土壌を確認し、直接湧水を飲むことでブナの森の役割と水の源に来たことを実感したことと思います。時間は3時間ほどありましたが、各班まさにやさしく・かしこく・たくましく活動できたようです。(スタッフ:眞鍋))
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06月16日・西川町ミュージアム連携事業・水の文化館主催 雪の妖精「雪上藻」観察会の報告。
 講師は原慶明氏(元山形大学理学部生物学科教授)アシスタント、高橋和也(山形大学)、参加者は10名。
 雪の妖精「雪上藻」は、残雪を赤・緑・黄に彩り「彩雪」と呼ばれ、世界的に万年雪や氷河のあるヨーロッパアルプスやアメリカロッキー山脈、あるいは、北極・南極の雪原に出現することが知られています。そして、月山山麓や日本海側の多雪地方の1000メートル前後で雪の妖精「雪上藻」に出会えることは豪雪地帯の特徴で、観察にアクセスのいい自然博物園はまさに絶好のフィールドです。これまでも、先生を始めとして学生が限られた期間何度も足を運びサンプルを採取して、難しい温度調整の中で研究を続けてきた結果が今回の観察会に繋がりましたが、まだまだ分からないことが多い不思議な雪の妖精だそうです。 今回はそんな不思議な妖精を「わかりやすい妖精講座」と採取した妖精をCCDカメラでモニター化して全員で共有したところを解説して頂き、形がいろいろ、色の違いは種類の違いだけではないこと、雪に棲息するのは寒冷型になったことや観察中に水温が高くなると破裂することなど、細部に亘り解説をして頂き素人には納得の観察会になりました。 博物園の残雪は、今月いっぱいもしくは7月にも見られます。是非、雪が消えてなくなる前に「雪の妖精」とブナの森を訪れてみてください。(スタッフ:真鍋)
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06月22日・東北南部が入梅して、暦では夏至を迎えて季節は初夏に向かっています。それでも博物園内には残雪があって、雪の重みに耐え冬から抜け出せない植物があります。また、ようやく開放されて柔らかい葉っぱを芽吹かせるブナやカエデも見られます。一方で雪解けの早かったところには、所せましとブナの実生が立ち上がり、来週にはグリーンカーペットを踏みながらの散策になるでしょう。ブナの森では、青葉が茂り林床にはたくさんの実生が見られ、両生類や昆虫も多く確認できるようになり、生気溢れる森になっています。見所多いブナの森を一緒に歩いてみましょう。(スタッフ:眞鍋)
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06月24日・今朝の気温は18度。昨日とは6度の気温差で、日差しが暖かく感じ散策には調度良い気温です。まだ森にはたくさんの残雪があり、今年は過去最高の残雪記録になるかも。(現在の記録は平成18年7月5日)楽しみです。 今日は巡回でカワクルミコースを廻ってきましたが、こちらは標高が高い分日常案内で廻るコースより残雪が多く、沢が雪で埋まり橋が出ていない場所や、コース自体はっきりしないところもありますので、注意が必要です。日当たりの良いリュウキンカ広場は、ミズバショウもリュウキンカも大きくなり、青々としていました。このコースを廻る月一回のネイチャートレイルハイキングは、来週の水曜日です。参加希望の方は申込みお待ちしております。(スタッフ:眞鍋)
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06月26日・今日は、尾花沢市立尾花沢小学校5年生80人がブナの森で体験学習をしました。テーマは「森の働きと、水の源」です。時間はたっぷりあるということで、野外活動の前にネイチャーセンターで「ブナの森は緑のダム」のDVDを見て、予備知識を入れて散策することにしました。その事前学習のなかで、森の働きとして、二酸化炭素を吸収して酸素を出すこと、水を浄化すること、土砂災害を防ぐ役割などを口々に言って、ブナやブナ林についても知っているものの、直接ブナを見たこともなければ触った事もないと言う児童がほとんどで、いかに直接体験が大事であるかを改めて感じました。そんな子供達野外では、インタープリターと活動しながらブナの森の木の種類と木のしなり、土の硬さ、水の冷たさと味、木や花の匂いなど、五感で感じることでテーマを習得して行きました。散策中に見つけた、カエルやサンショウウオ、その卵、蝉や変わった虫にも歓声を上げながら明るく楽しく学べたようです。また、月山山麓のブナの森と尾花沢が川で繋がっていることを知ったことで、ここが身近な存在になってくれたと思います。今度は、家族で遊びに来て下さいね。(スタッフ:眞鍋)
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07月05日・とうとう遊歩道上の雪が消えました。今まで歳時記やネットワーク月山で、今冬は雪が多く残雪が多いことから、園内の消雪日がいつになるか?とお知らせしていました。過去最長は平成18年の7月5日でしたが、なんと、タイ記録に終わってしまったのです。今日の雨さえなかったらもう一日伸びたかも・・・。とは言え、やはりこの記録そうそうないと思います。次回のオリンピックイヤーに記録更新を期待しましょう。 さて園内は、7月に入り梅雨らしい日々を送りそうです。沼や水溜りにはモリアオガエルの卵が多く見られ、ヤマアカやタゴカエルなども目にする機会が多いです。ギンリョウソウも頭を出し始めていたのでこれからニョキニョキと白いドレス姿をお披露目することでしょう。しっとり濡れている葉っぱや撥水の効いた葉っぱ、水を集める葉っぱや垂らす葉っぱ、こんなことも楽しみながら雨のブナ林を歩くと楽しいですよ。(スタッフ:眞鍋)
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07月06日・7月5日から6日に掛けて集中豪雨があり、石跳川コースからリュウキンカ広場及び、カワクルミ沼方面に渡る橋が流されました。 右岸と左岸の橋が流されています。増水時は危険ですので渡渉しないようにしてください。
(スタッフ:眞鍋)
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07月11日・うっかりすると通り過ぎてしまうような、だけども、とても可憐な花や園内の風景に眼を向けてみました。(スタッフ:松木)
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07月12日・今日は一日雨が降っていましたが、こんな時はチャンスです!歩いていると・・・いました、いました。ナメクジにカタツムリ。晴れている日はじっと動かずにいる彼らも、雨の日は活発に活動しています。そして、この雨で一気に目立ちだしたのがギンリョウソウです。森のあちこちでニョキニョキと真っ白な頭を覗かせていました。植物もしっとりと雨にぬれて、一段と輝いて見えるような気がします。大型植物であるヤグルマソウの白い花も咲き始めました。元玄海付近の湿地ではミツガシワが満開、湧水付近のツルアジサイの花も見事です。下を見たり上を見たり、沢を覗いてみたりと見る場所がいっぱいあって時間が足りない・・・次々に移り変わる園内の様子、目が離せませんよ!(スタッフ:倉本)
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07月16日・今日は3連休の最終日、博物園も家族連れで賑わいました。県内では今日は夏日の予報、玄海広場周辺も湿度が高く蒸し暑い一日でしたが、森の中は葉っぱのパラソルで日陰を作ってくれるので体感温度がぐっと下がり、沢のそばではフワッと涼しい風を感じられます。元玄海の沢はこの暑さの中でも水温が7.4℃でした。そして、沢の石陰にはハコネサンショウウオの姿も見られるようになりました。これからは水辺が気持ちよい季節です。 そして、原生林の大トチ手前ではサワフタギの花が咲き始めました。大木にならず地を這うようにのびるので目の前で花が見られます。白く小さな花は一時暑さを忘れさせてくれるようです。また、ブナの実生に変わってサワグルミの実生が目立ってきました。ハートを4つ並べたようなとてもかわいらしい双葉です。昨年落ちた世界一小さい実とともに、実生を探してみるのも楽しいですよ!(スタッフ:倉本)
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07月19日・今日は、西川町立西川小学校5年生の2泊3日の宿泊体験学習で、2日目の選択活動として13人が「どっぷりブナの森体験」ということで来園しました。9時半から14時半までたっぷり時間を使って、木登りや木のブランコで遊び、歩きながら見つけた生き物をじっくり観察し、枝葉の匂いや味を体験し、原生林で寝転がって自然と一体になり、ハンモックに揺られ、石跳川や元玄海の沢で裸足になって水の冷たさを身をもって体験したりと、まさしくどっぷりとブナの森を満喫しました。地元の子供たちなので、博物園は何回か訪れているのですが、沢の水は7〜9℃と裸足で入るビリビリと痛くなる冷たさで、「こんな冷たい水にサンショウウオがいるんだ」という発見、日差しがジリジリと暑い日でも「森の中は涼しくて気持ちがいいんだ」という発見、学年が上がり目線や感じ方が変わったり、訪れる季節が違うことで新たな発見があったようです。なんといっても、沢遊びをしているときの子供たちの活き活きとした表情が印象的でした。様々な体験をとおして自然と仲良くなってほしいと思います。(スタッフ:倉本)
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07月22日・あっという間に草木がボウボウと伸びていたのですが、先週は遊歩道の草刈をして歩きやすくなりました。
> 暑い日が続きましたが、草刈をするスタッフもだいぶ足元の花を傷めないように気を遣ったようで、ご苦労さまです。
> 足元の小さな花の蕾も見つけやすくなりました。緑が濃くなった森の中、腐生植物のギンリョウソウがまだまだ見頃ですが、石跳川沿いを登ると同じく腐生植物のショウキラ > ンが観察できます。そろそろ周海沼の周辺でも咲き出す頃なので、見つけたら教えて下さい。(スタッフ:細谷)
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07月25日・今日は朝から曇り空で一日すぐれない天気でした。月山登山を取りやめて、ネイチャーセンターにお出でになった方も多数居たようです。 多少の雨も気にせず、雨合羽を着て森の中を歩いてみました。(スタッフ:松木)
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07月31日・ 明日から8月、ここ月山山麓はいよいよ夏本番です。下界は35℃を超す猛暑日となっているようですが、博物園も同様に暑い!!でも、訪れる方からは「別世界だねえ」という言葉が何度も聞かれます。確かに日のあたる場所は暑いのですが、館内はクーラーなしでも涼しいし、森の中に一歩入れば沢音、心地よい風に揺られる葉音、鳥のさえずり等など、とても気持ち良く過ごすことができます。そして、夏の花も次々に咲き始めています。玄海広場の水辺で冷たい水につかりながら、シシウドの豪快な花や涼しげなエゾアジサイの花を眺めるのもいいものですよ。(スタッフ:倉本)
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08月08日・ 昨日から気温がグッと下がり、NCでは22度、前日差ー8度でした。センター内はさらに気温は下がり長袖が必要なくらいでした。今日も気温は下がり、20度になりました。涼しいのは結構ですが、激しい気温差は身体に毒。ブナの森を歩いていても、夏らしさが感じられない、湧き水をもっと冷たく感じていたいし、ブナの森の涼をもっと実感したいと思いました。そして、ブナの森には、今夏もブナハムシが現れています。涼しさに身を置いて、ブナ枯れを想像するとさらに寒気がしました。また、今夏はコエゾゼミの鳴き声も少なく寂しい感じがします。今面白いのは、チャタテムシの幼生が集合体を作り、指などをかざすと一斉に逃げ回る様子です。動画も画像もないので、是非ブナの森に行って、試してみて下さい。おもしろいよ!(スタッフ:眞鍋)
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08月17日・ 残暑お見舞い申し上げます。ネイチャーセンター前の広場は、「玄海広場」と呼ばれています。いつも森の中へ関心が向いてしまいがちですが、実はこの玄海広場やその周辺でも、色とりどりの夏の花の「旬」を味わえます。ほんのちょっとだけご紹介しましょう。題しまして、「5分で歩く夏の植物図鑑」です。(スタッフ 松木))
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08月23日・ 残暑厳しく猛暑日が続いていますね。博物園周辺も気温が上がり、日曜日から28℃前後を毎日記録しています。昨夜は雷が激しく、西の空で光る稲光が山形市を照らすほど、そして山に突き刺さるが如くの稲妻が走り心配になるほどでした。雷と雨の影響はなかったものの、極端な気象の変化がまた気にかかりました。ブナの森には、もう少ししとしと雨がほしいようで8月も渇き気味の様子です。 8月も後半を迎えて秋の気配を感じられるようになったなと思ったら、遊歩道沿いにはキノコがあちこちに目立つようになっています。一年中出ているキノコですが、この時期あたりから一気にたくさんのキノコが目立つようになります。避暑を兼ねて小さい秋を見つけにおいで下さい。(スタッフ:眞鍋)
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08月24日・ 処暑も過ぎたというのに、全く暑い日々が続いています。今日の博物園も例に漏れず、朝からむっと暑かったです。しかし、昼過ぎから夕方にかけて雷が鳴り出し、一時激しく雨が降りました。この夏はまとまった雨が少ないので、何か貴重な降雨に思えました。いつもより少し涼しい雨上がり、園内で見つけた風景をご紹介したいと思います。(スタッフ 松木)
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08月27日・ あっという間に夏休みも終わり、8月も間もなく終わろうとしています。今年は少し落ち着いたかと思われたブナハムシですが、ここにきて一気に目立ってきました。山全体のブナの葉が黄葉したように色づき、足元にはびっしりと卵の着いた葉、そして真っ黒な幼虫、あちこちにばらまかれたハムシの糞、やっぱり来たかあ・・・ブナハムシばかり気になってテンションが下がり気味ですが気を取り直して森を歩くと、ありました!ここ数年あまりお目にかかっていない冬虫夏草です。鮮やかなオレンジの子実体が目を引きます。他にもササウオフシ(虫こぶ)や色とりどりのキノコなど、いろんなものを見つけてテンションがあがってきました。植物に目を向けると実も少しずつ色づき、キンミズヒキやカメバヒキオコシ、ヌスビトハギも咲き始めて森は秋の装いに変わりつつあります。ぐるっと一周して戻ると気分爽快で大満足です。やっぱり自然のパワーはスゴイ!ブナの葉が枯れ落ちること以外に悪さをするわけでないし、ブナハムシも多様な生態系の一員と考えることにしましょう。(スタッフ:倉本)
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09月12日・ 九月に入ったというのに、なかなか暑い日が続きます。しかし、空を見上げると、高い雲に気づくようになりました。少しずつ秋の気配を感じます。 そんな季節の変わり目の今日、当園の保全クラブの皆さんによる道普請が行われました。今日はさらに、職場体験で来ている3名の中学生も加わってくれました。園内の遊歩道には補修が必要な箇所も多いのですが、園内の管理は、こうした有志の皆さんの厚意にも支えられています。 遊歩道に敷き詰めたのは、里山から切り出したスギの間伐材です。間伐材の有効活用とも言えます。修繕したばかりですので、足元の真新しさに気づくと思います。ブナの森を歩くとき、皆さんもちょっとだけ気を配ってみてください。(スタッフ 松木)
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09月19日・ 今年度はツキヨタケ観賞ツアーを予定していますが、雨が少ないためか発生が遅れ気味です。また、昨年見事だった立ち枯れの木にはまだ発生が見られません。代わりに他の倒木にはやっと小さな幼菌が出始めています。もう少し目立つようになったらまた情報を発信しますので、見ごろになるまでもうしばらくお待ち下さい。(スタッフ 倉本)
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09月29日・ 明日で9月も終わり、早いもので博物園の開園期間もあと1ヶ月となってしまいました。あんなに暑かった毎日がウソのように涼しくなり、一雨ごとに秋が深まっています。森に入るとブナハムシに食べられたブナの落葉がだいぶ進み、足元にはふかふかの茶色い落ち葉が敷きつめられています。その中からニョキニョキッと顔を出している、色とりどりのきのこが散策道を彩り、木の実や草の実も熟し始め、オオカメノキやハウチワカエデの葉っぱも少しずつ色づいています。石跳川沿いを歩くと目に付くのがくっつく種。靴ひもやズボンにちゃっかりくっついて運んでもらおうという戦略です。その他にも飛ぶ種、食べられる種、埋められる種など、様々な種の観察が出来ます。紅葉にはちょっと早いですが、暑くなく、寒くなく、歩くにはちょうどよい気候です。きのこに癒されたい方は是非お越しください。(スタッフ:倉本)
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10月03日・ 台風が去っても晴れ晴れしない日が続いています。紅葉前線は、月山山頂から姥ヶ岳中腹まで下りてきています。週末は、リフトを降りれば錦に包まれるでしょうね。そんなわけで博物園の紅葉はまだ先のようですが、ツタウルシは彩りよくカエデやオオカメノキなども少しずつ目立つようになっています。今一番はやはりきのこ。この雨でますます勢いづいています。気になるのは、ナイトハイク観賞予定のツキヨタケですが、今日のところ、お目当ての立ち木2本のうち片方に幼菌が見られました。この先成長を見ながら報告しますが、1週間から10日後になると思います。紅葉前のしっとりしたブナ林をゆっくり散歩してみませんか?(スタッフ:まなべ)
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10月05日・ ツキヨダケ情報。少し大きくなったかな?周りの小さな幼菌が目立つように全体が成長しています。しかし、まだまだ見頃は先のようですね。3日にアップしたベニテングダケは傘を大きく開いて直径17cmになっていました。また、新たに立派な冬虫夏草を発見!キノコが面白い季節です。(スタッフ:まなべ)
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10月05日・ ツキヨダケ情報。少し大きくなったかな?周りの小さな幼菌が目立つように全体が成長しています。しかし、まだまだ見頃は先のようですね。3日にアップしたベニテングダケは傘を大きく開いて直径17cmになっていました。また、新たに立派な冬虫夏草を発見!キノコが面白い季節です。(スタッフ:まなべ)
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10月09日・ ツキヨダケ情報。思ったほど成長していませんが、昨年と比べるとキノコの数は倍増です。ナイトハイク観察会はまだ先の様です。(スタッフ:まなべ)
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10月12日・ また少し季節が進みました。今朝9時のNCの気温も 11℃と、寒い朝でした。姥ヶ岳周辺の紅葉はだいぶ進んでいるようですが、NC周辺は漸く始まったかなというところです。ほんのちょっと色づき始めた葉、冬の準備を始めた木など、森の秋を集めてみました。(スタッフ:松木)
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10月14日・ 昨日は、一日山は見えませんでしたが、今朝現れた月山には、うっすら雪化粧されていたようです。遠目から見ても雪と紅葉のコントラストが綺麗でした。そんな月山から紅葉前線は下りてはきていますが、ブナの森が見頃になるのは週末あたりでしょうか?そんなブナの森は、依然キノコが目立ち楽しませてくれますが、種を付けた植物や花を付けている植物も頑張っています。頑張っているというと、ブナの森で今日蝉の鳴き声を聞いたそうです。10月5日にも聞いて最後かなと思っていましたが、雪が降った月山山麓で蝉の鳴き声とはびっくりです。ツキヨダケは、成長していますが発光の旬を迎えるにはまだ先のようです。蝉も鳴くくらいですからもう少し待っていましょう。(スタッフ:まなべ)
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10月18日・ 紅葉は日に日に森を染めてゆき、日替わりで森の様子が変わるので毎日が新鮮です。特に日当たりの好い二次林の尾根沿いの紅葉は綺麗で、明るい木立に囲まれます。ブナの原生林も日に日に黄葉が進んでいますが、やはり見頃は週末から来週に。博物園の開園期間も今月末で終了です。彩る森を一緒に歩きましょう。(スタッフ:まなべ)
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10月21日・ 今日の森はまた一段と紅葉が進み、しっとり雨に濡れて鮮明に浮き立っているようでした。国道112号線から志津方面へ車を走らせると、八幡坂、弓針平公園、志津と進むたびに紅葉がきれいになっていくのがわかります。園内もあっという間に色付き、これから1週間が見ごろでしょう。ブナ林広場や周海沼もブナの黄葉が進み、その中にオオカメノキやハウチワカエデやウルシの赤が映えて、写真を撮らずにはいられません。雨が降ったりやんだりの天気でしたが、一緒に歩いたゲストも何度も立ち止まり、森の雰囲気をじっくりと味わってくださいました。博物園もあと10日で閉園ですが、今年は最後まで紅葉が楽しめそうです。(スタッフ:倉本) [PHOTO]
10月23日・ 今日は朝から雨でしたが、気温は13度と冷え込みはあまり感じず博物園では例年並です。25〜26日を過ぎると5度前後の場合が多いようですが今年はどうでしょう?遅れがちの紅葉は土日をピークに一気に下り、地蔵沼から五色沼にかけて大変美しいですね。または、県道を姥沢方面に上っても綺麗に眺めることができます。ブナの森は、中低木の紅葉が進み目のやり場の無いほどに美しい。画像で紹介しますが、絶対森歩きをお薦めします。明日から天気は回復傾向です。植物の最後の役割をいとおしみながら歩きましょう。あと、11月7日さよならブナ林でいとおしむことにしましょう。お待ちしています。(スタッフ:まなべ)
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10月24日・ 今日の気温は8.5度。昨日から今日にかけて、落葉が一気に進んだようです。見上げれば青空に紅葉が映え、姥ヶ岳には白い降雪の跡が目立ちました。今日はナイトハイクでツキヨタケの発光を見に行きます。楽しみです。(スタッフ:まなべ)
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10月25日・ 昨夜のツキヨタケナイトハイクツアーはとても奇麗でした。でも、ツキヨタケの発光ではなく、月明かりに照らされた原生林やブナの梢から瞬く星空にです。心配したことが全部的中して森が明るく発光現象確認はお預けでした。その代りに予想以上の穏やかな夜の森を堪能できました。今年は異常なキノコの成長に振り回された感じでしたが、それも自然と言うことで来季再トライ!です。
 さて25日は、朝方の雨でどうなろうかと心配しましたが、雨は上がり気温こそ8度に下がりましたが風もなく紅葉日和でした。団体のお客様と春木戸方面を歩いてきて、紅葉に染まるブナの森に歓声を上げてきました。紅葉前線は、標高700m位まで下がっていますが、ブナの森の紅葉の見頃は"これから"の所がたくさんありますよ。(スタッフ:まなべ)
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10月26日・ 今日の気温は11.8度、昨日との温度差約プラス4度です。青空が広がり暖かい日差しが届いて、散策中は汗ばむほどでした。昨日の曇り空の紅葉はしっとりと深い色合いを楽しませてくれて、今日は青空とのコントラスト抜群に軽やかな色の紅葉を楽しむことができました。黄金色に輝くブナ、真紅に染まるハウチワカエデ、印象深いヤマブキ色のイタヤカエデ、ヒョウ柄に変貌するテツカエデ、ドットカラーのクロモジ、どの葉っぱも個性的に主張していました。(スタッフ:まなべ))
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10月27日・ 館内ロビーに、『石跳川の石を見てみよう!』という展示を設けました。これは、すぐ近くを流れる石跳川の岩石や、月山周辺の地質を簡単にまとめたものです。石跳川は、姥ヶ岳と湯殿山の間を流れる川です。したがって、川には、姥ヶ岳・湯殿山の両火山体の岩石があります。また、綺麗な模様をした流紋岩なども見つかっています。 岩石は、植物などに比べると、普段あまり注意深く観察しない対象かもしれません。しかし、岩石には、地球史を紐解くストーリーが隠れています。岩石だって自然の一部。ぜひ手にとってご覧下さい。(スタッフ:松木)
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10月30日・ 遅れていた紅葉もピークも過ぎているようです。ネイチャーセンターから見える姥ヶ岳も、灰色に変わってきています。きっと落葉してしまったのでしょう。それでもセンター周辺は、まだ色づいた葉が観察できます。センター周りの静かな晩秋を、紹介します。(スタッフ:松木)
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11月01日・ 10月31日を持ちまして今シーズン(5月1日開園)の閉園とさせていただきます。現在も閉園にはもったいない位の紅葉を愛でられるので今年は特になごり惜しく感じます。それでも冬将軍は月山と姥ヶ岳を白くする程に雪を持ってきています。いつもならみぞれ交じりの冷たさを感じるのですが暖かい将軍様のようです。 さて今年は、豪雪で幕を開けたっぷり残雪を楽しむことが出来ました。雪解けには、たくさんのブナの実生を見ることができました。また、見ると言えば熊の目撃情報も多数寄せられました。もちろんここは奥山で暮らす熊の生息地ですがね。盛夏も暑い日が続きたくさんの方が避暑地に訪れていただき、ブナの森の天然クーラーでエコ気分を味わっていただけました。夏になると現れるブナハムシはその頃は激害かと思われるほどでしたが、結果6年ぶりに被害は縮小してブナの黄葉の美しさを再認識できました。今年度もたくさんの方との出会いがあり、素晴らしい自然に感動とエネルギーを授かりました。11月7日「さよならブナ林」として感謝を表して最後の行事になります。日常案内は、来年5月1日からの予定になります。また皆さんとブナの森でお会いできることを楽しみにしております。ありがとうございました。(スタッフ一同)
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11月06日・ 今日の気温は7℃。雨が降っている割には寒くない日です。しかし、月山や朝日連峰の日本海屏風の山々は真っ白になっています。昨日5日は晴れ渡り白い頂が眩しく輝いていました。 ネイチャーセンターは今雪囲いの準備作業と、閉館の掃除に入っています。雨戸を閉めようと引き出すとキッーっと声が響きました。コウモリです。安眠していたところ起こしてごめんなさい。せっかくの出会いなので記念写真に協力してもらって違う場所に放してあげました。(スタッフ:まなべ)
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11月10日・ 11月になって雨が多くこの日も小雨ぱらつく朝でしたが、一瞬青空が開けて雪化粧した姥ヶ岳と湯殿山が見えて、正午からは久々に晴れていました。ブナの落葉は玄海広場からさらに下っています。からっと晴れていれば落葉後のブナ林は気持ちがいいんですが・・・。朝露に濡れた落ち葉が乾燥してパチパチ跳ねる音を聞きながら、見通しのいい明るいブナ林を歩くのもいいでよ。(スタッフ:まなべ)
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01月24日・ 山形県は昨日から青空が広がり今日も朝から真っ白な月山と朝日連峰が見えていました。一月に入ってからは気温が低く雪が降る日が続いて、昨年を上回る積雪量にも思えます。せっかくの貴重な日なので、博物園の様子を見に行って来ました。
除雪は志津温泉までなのでそこからスノーシューを履いて歩いて行きます。昨日から降雪がないので、踏みこんで5cm程しか沈まない快適な歩きでしたが、日射しをたっぷり浴びてネイチャーセンターに到着した時には、汗ばんでいました。ネイチャーセンターは大量の雪に囲まれていて、昨年の同じ時期と比べると今年はやはり多いようです。すでに5m近い積雪がありました。原生林に足を延ばしてみると、降雪がなかったのでキツネやテン、ウサギなどの足跡がくっきり。動物もこの穏やか天気に嬉しかったようです。ブナはこの時期、ひっそりと休んでいるかのようですが、良く見ると膨らんだ冬芽があり、それは、春に花を咲かせる花芽で、しっかり育んでいることが窺えます。今から秋のブナの実拾いが楽しみになりました。博物園の共催行事スノーシューイングでは、3月16日にここを訪ねる予定です。一緒に最高積雪期を歩いて見ましょう。(スタッフ:まなべ)
[PHOTO]New!!
02月07日・ 南岸低気圧により関東地方にも雪が降りましたね。こちら月山山麓も順調?に降っています。道路標識に手が届くようになって、ますますネイチャーセンターは雪に覆われていました。(スタッフ:まなべ)
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