2011
02月25日・ 宿場町月山志津400年祭オープニング・・雪旅籠の灯り2011開催
 出羽三山参りで賑わった志津に、番所が設置されたのが1611年です。それから数えて今年は400年を迎えます。往来する行者の安全を願い受け継がれた灯りは、志津温泉として行楽のお客様を現在も受け継がれています。400年を記念して今年は数々のイベントが予定されています。 オープニングを飾ったのが、今回で6回目を迎える「雪旅籠の灯り」です。降り積もった4mもの雪に古の旅籠を再現したもので、暗闇に灯るロウソクがやさしく、幻想的に旅籠を浮かび上がらせます。あいにくセレモニー前から風雪が強まりましたが、志津らしい冬の様相であり、雪化粧された旅籠は新しい歴史を刻めるように真っさらにしていたように見えました。 我々エコプロと博物園スタッフも、月山御縁年を軸に姥様、縁結び地蔵などを作りましたので是非覘いてみてください。また、今年は月山山菜そばや、煮込みなどが食べられるようになり、身体もあったまりながらゆっくり鑑賞できるのでこちらもお楽しみください。 期間は、2月25〜27と3月4日(金)〜6日(日)で、点灯は午後5時以降、9時終了です。雪道の場合は、十分気を付けてお越しください。(スタッフ眞鍋)
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03月03日・西川町立水沢小学校冬の自然体験学習
 3月2日は「雪とふれあう日」として、全校生徒が弓張平で冬の自然体験をしました。1・2年生は合同で、それぞれの学年別に活動内容があり、博物園インタープリターと一緒にスノーシューを履いて体験しました。2月は晴天続きだったのに3月に入ったとたん冬将軍が戻ってきたようで、この日も太陽が顔を出していたかと思うと風雪が厳しくなり、それぞれの冬が体験できたようです。もちろん児童達はどんな天候でも身体ごと雪と戯れて、さすが地元の子供!たくましいって感じでした。  6年生の体験の中で木々の観察をしたところ、ブナの木を素手で触り冷たい事を感じた児童がいました。冬は手袋をしているのでなかなか素手で触ることをしないものですが、自発的に体験したことを伝えてくれたことを嬉しく思いました。その後に、ミズナラの木を触らせると、みんな「あったかーい」と声にしました。木のぼり、ブドウの蔓登りに挑戦したり、雪の斜面に身を投げ出したり、冬も自然の中は遊びが一杯で2時間足らずの体験でしたが、地域の素晴らしい自然に触れた体験学習になったと思います。(スタッフ:眞鍋)
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03月04日・宿場町月山志津400年祭オープニング・・雪旅籠の灯り2011開催
 3月4日(金)月山山麓は猛烈な"ひな祭り寒波"に見舞われています。2日間で1m以上も積雪が増したようです。そんな中最終を迎える雪旅籠の灯りが開催されました。日中からメンテナンスに入りましたが、積もる雪に外観の化粧が大変です。内装も、天井が50cm程沈んで改めて天井の再加工です。先週は気温が高かったため昼に溶けて、夜に凍りつくの繰り返しが、沈降と表面の氷化に拍車をかけたようです。
鑑賞客は降雪の影響があり少し控え目でしたが、日帰りの雪旅籠御膳ツアーのお客さんや、家族連れ、写真仲間など頭に雪を積もらせながら鑑賞していただきました。 我々の旅籠の様子は、今年の干支が月山御縁年であることから、兎を祀っております。12年の御利益がありますので、しっかりとお参り願います。また、姥様と縁結び地蔵が待ち受けておりますので、こちらに御縁のある方もどうぞお立ち寄りください。 雪旅籠の灯りは、6日が最終日です。どうぞ古から灯る旅籠の灯りをご覧にお越しください。(スタッフ眞鍋)
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04月05日・快晴の天候に誘われてネイチャーセンターまで行ってみました
 全国的に晴れるという予報にたがわず、月山山麓も綺麗に晴れわたっていました。風は強かったものの気温も上がり雪原は表面が溶けてベタ雪でした。 震災後、ガソリン不足などもあり自粛していましたが、久しぶりに博物園の森に入ってみました。震災の影響で、除雪作業が休止されたままの志津〜姥沢線は予想通り、旧112線との分岐点を過ぎ、ネイチャーセンター管理車道付近までは除雪後に積った雪が残り徒歩でなら行ける状態でしたが、工事用の重機が動き始めていますので注意が必要です。その先は全くの未除雪状態です。 積雪は例年よりも多く感じました。おそらく最近の低温で積った雪が融けていないのではと思います。センター前、玄海広場の石碑も例年なら先端が見えるのですが雪に埋もれ全く見えず、位地確認もできませんでした。 一方、雪原は硬くしまり、スノーシューも殆ど沈まず、歩きやすい状態です。沢もまだ閉じた状態で石跳川もまだが川面が見えていませんでした。 今日は気温が上がり、セッピがあちこちで崩れていましたので、温たかくなるこれからは注意が必要です。(スタッフ大山)
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04月10日・志津〜姥沢線の除雪は8日から再開されています。
 4月に入り大分暖かくなり、春らしくなってきました。志津〜姥沢線の除雪作業も再開され、すでにネイチャーセンターの管理車道入口前はとうに通過し、かなり先まで進んでいるようです。森には力強い除雪機の音が響いていました。博物園の森に入って見ましたが、先週の火曜日(5日)に比べると雪解けもかなり進み、玄海広場の石碑も先端が見えていました。周海沼、大トチのなど森の様子をご覧下さい。((スタッフ大山)
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04月13日・月山夏スキー・遅れていましたが23日(土曜)オープンが決まったそうです。
 除雪が再開された志津〜姥沢線、森からは除雪の音が聞こえていました。・・と日曜の歳時記に書いたのですが、今日は里では気温も上がり好天だったのでその除雪がどこまで進んだのか様子を見ようと県道を歩いてみました。 途中で作業を見れる筈と気楽に歩いたのですが、行けども行けども除雪車の姿は見えず、結局志津からおよそ6キロを歩き、見つけたのは姥沢駐車場手前。途中、圧倒される雪の回廊を見上げながら約80分のトレッキングでしたが道路の除雪はほぼ終盤まで進んでいました。これからは広い駐車場を除雪し、道路の安全を確認し、標識やカーブミラーなどの設置が終われば開通の運びとなります。 遅れていたスキー場開きは4月23日(土曜)午前9時と決定。神事の後、簡単にセレモニーを行いリフトはこの日無料開放となるようです。 大型の作業車が往き来するため、志津〜姥沢線は22日の一般開放まで通行は出来ませんのでご注意下さい。(スタッフ大山)
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04月23日・昨日22日、県道・志津〜姥沢線が開通し、今日は月山スキー場がオープンしました。姥沢のリフト下駅ではオープンを祝うセレモニーが催され、神事で安全を祈願しました。霧と強風、小雨もまじるあいにくの天候となりましたが駆けつけた月山ファンが夏スキーの感触を楽しんでいました。 一方、博物園のネイチャーセンターに通じる管理車道はほとんど除雪が終わり、センター周囲を残すばかりの状況で、最終段階を迎えていました。週明けには駐車場も確保できると思われます。(スタッフ大山)
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04月27日・博物園のネイチャーセンターに通じる管理車道とセンター周囲の除雪が完了しました。例年ならスキー場オープンが4月10日、ネイチャーセンターも前後して除雪が終わるのですが今年は震災の影響で大幅に遅れようやく全てが完了しました。残すは雪囲いの撤去作業ですが、今月中には終わる予定です。スタッフ一同急ピッチでオープンに向け準備を進めています。それにしても今年は雪が多いです。昨年同時期のセンター前の様子と比較してみると歴然です。(スタッフ眞鍋)
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05月01日・県立自然博物園オープン!! 5月1日は自然博物園ネイチャーセンターの開園日で、午前中の雨にも関わらず多くの皆様にご参集いただきまして、今年度のオープニングを迎えることができました。 今年度は開園20周年記念と、志津開村400年の節目の年であり、たくさんのご祝辞を賜りましてありがとうございました。先人が築いた風土を継承しつつ時代のニーズを掴み、豊かな自然をこれからも来園される方にお届けしたいと思います。記念行事等も予定しておりますので随時ご案内いたします。皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。最後になりますが、震災で被災を受けられた方に心よりお見舞い申し上げます。一日でも早い復旧と復興を願います。ブナの森からエールを送り続けさせていただきます。(スタッフ:真鍋)
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05月02日・博物園20年の歩み
博物園20年の足跡を、博物園だよりと年報、さらに博物園森の情報誌「ネットワーク月山」からふり返り年表にしました。自然のしくみ、自然と人との関わりを解説員と歩きながら理解し、自然保護の普及に努める。この理念は今も変わらず受け継がれています。 年表を見ていると、行事などが徐々に増えてスキルを上げいく様子と、人との出会いが博物園を支えていることが伺えます。5月末までネイチャーセンター内ギャラリーに展示しています。年表作成に携わって頂いたY氏とN氏に心より感謝申し上げます。この年表は最終的に冊子にして、貴重な20年の歩みとして保存する予定です。(スタッフ:真鍋)[PHOTO]
05月03日・5月3日の博物園の様子  今日からGW本番ということもあり、月山もスキーヤーを中心に賑わってきました。博物園の森では良い天気に誘われるかのように、あちこちで鳥のさえずりが聞かれ、夏鳥である「キビタキ」もGWにあわせるかのように博物園の森へお目見えしました。 ブナの芽も少しずつ膨らんできています。今年は豊作とまではいきませんが、花芽を持った混芽も昨年よりは目立つようです。今年は雪も多く残っているので、ブナの花もいつもより目線に近い位置で観察できるます。 毎日午前9時30分、午後1時30分の一日2回の無料ガイドを実施しております。散策の際は、足元は長靴や防水性のあるトレッキングシューズ、カッパやヤッケなどの雨・風対策、サングラスや帽子などの紫外線対策もしっかりしてお越し下さい。湯殿山や姥ヶ岳を眺めながら、鳥のさえずりを聞きながら、ブナの原生林をゆっくり散策して心をリフレッシュしませんか?(スタッフ:倉本)[PHOTO]
05月05日・5月5日の周海沼 こどもの日にピッタリの、よく晴れた日になりました。ブナ林は標高900m前後で、気温は10度未満ですが、風もなく散策は薄手の長袖姿に日焼け予防に帽子を被り手袋、長靴で楽しめます。今年の残雪は多く、ブナ林は3m前後の雪で覆われています。周海沼の雪は徐々に溶け始めて青みかかった水面が見られます。ブナは雄花を持つ混芽も多く3分の1程ほころび始めています。来週には森に緑の彩りが見られるでしょう。周海沼にある野鳥観察小屋の入口を2時間かけて掘り出しました。雪の回廊を下りてご利用ください。(スタッフ:真鍋)[PHOTO]
05月12日・晴れ渡った月山山麓は、気温が上がり14度になりました。午前の案内は、たっぷりある残雪の上を汗ばみながら歩き、朝日連峰やブナの梢にぶら下がる雄花を眩しく見上げました。園内のブナの芽吹きは、今日の陽気に進みましたが、見ごろはあと数日天気を見ながらというところです。足元は、長靴で大丈夫ですが、冷えると気温が10度を下回りますので、散策には防寒着もお忘れなくお持ち下さい。(スタッフ:真鍋)[PHOTO]
05月13日・5月12日、地元西川中学校1年生の自然体験学習がありました。総合学習の一環で、ブナの森トレッキング、農業体験などの自然学習を通して西川町を愛する気持ちを育むということがねらいのようです。博物園には今回も含めて年4回訪れます。四季の変化を感じ、自然豊かなブナの森で様々な体験を通して豊かな感性を育んでほしいと思っています。 この日はとても天気がよく、歩いていると汗ばむほどの陽気でした。子供たちは元気いっぱいで急な上り坂も一気に駆け上り、「暑〜い」と言って次々と半袖になっていました。しかし、森の中にはまだ3メートルほど雪が残っています。雪に耐える植物、雪融け水の行方、なぜ月山には雪が多いのかなど、ガイドとともに歩きながら様々なことを学びました。そして、残雪を利用したそりすべりや木登りなど、体を使ってたくさん遊びました。ジャンプ台をつくってみたり、枝をつたってどこまでも高く登ったりと、中学生ともなると遊び方も豪快です。雪に慣れている子供たちですが、春の雪は真冬の雪とまた一味違った感覚なのかもしれませんね。 最後に、野外活動で学んだことをまとめて各班で発表も行いました。まとめ方も発表の仕方もスムーズでほんの2ヶ月前まで小学生だったとは思えないくらいでした。お礼の合唱も大きな声で歌ってくれて感動しました。夏・秋・冬と続く自然体験学習ですが、これからの活動もとても楽しみです。(スタッフ:倉本)[PHOTO]
05月18日・先週末からの好天続きで、センター周辺の木々も急に芽吹き始めました。いよいよブナの原生林にも新緑の季節が到来します。 ここ2、3日は気温の高い日が続くようですので、一気に緑が増えるかも知れません。今週末はぜひ足を運んで下さい。冬と春が同居するブナの森にご案内します。(スタッフ:星)[PHOTO]
05月20日・ 今年の博物園の「ブナの芽吹き宣言は19日」でした。連日気温が15度に達してどんどん芽吹きが進み、標高1000mまで進行しています。今年はブナに雄花が多く目立ちます。ブナの花を見る機会はそうそうありませんから今年はチャンスですよ。また、芽鱗(ガリン)と雄花が残雪に落ち始めると、ブナの森は「雪紅葉」なる風景に染まります。今年のこの風景はスタッフ一押しです。どうぞこの機会をお見逃しなく!(スタッフ:眞鍋)[PHOTO]
05月21日・ 今日の午前中は雨、残雪と新緑の森は時折深い霧に覆われ幻想的な風景が広がりました。天候によって森の風景は様々に変化し魅力に溢れます。その風景を捉えようと多くのカメラ愛好家が訪れていました。 高温が続いた今週、園内では雪融けが進み、ミズナラ広場付近の夏道が歩けるようになっています。そこでは春を待ちわびていたかのように次々に花が咲き始めています。ふんわりと甘い香りのするタムシバ、ピンクの妖精が踊っているかのようなムラサキヤシオツツジ、ぱっと開いて自己主張しているオオカメノキ、そして小さいけれど味わい深いコヨウラクツツジ・・・まだ数は少ないですが、この通りではこれから様々な花が見られるようになります。園内は場所によって雪の融ける時期がちがうので、ミズナラ広場を皮切りに長く春の花を楽しむことが出来ますよ。(スタッフ:倉本)[PHOTO]
05月22日・ 土日と雨が続きましたが、博物園内のブナの新緑と、雪紅葉は日に日に色鮮やかになってきています。芽鱗が全体に落ちてきました。うす赤い感じから茶色に変わっていきます。標高の高低差でお気に入りの場所がきっとあると思います。どこに目を向けても素晴らしいブナ林が広がっています。 雪解け水で、石跳川が増水しています。橋を渡る際や川に近づく時は十分注意してください。(スタッフ:眞鍋)[PHOTO]
05月24日・ 博物園内は、融雪が進んで小沢が見えるところとが多くなってきましたが、まだ隠れている小沢や空洞などがあり雪上からは見えない危険が潜んでいます。また、雪面からは枝が鞭のようにしなって飛び出したり、斜面から落石の危険があります。足元の注意と共に周りの状況を確認して散策してください。特に沢沿いの斜面は落石が確認されていますの要注意です。(スタッフ:眞鍋)[PHOTO]
05月28日・ 1週間ぶりの雨で、センター付近は白い霧に包まれ幻想的な景色が広がりました。ブナの新緑は一層みずみずしく、雪もみじは茶色のじゅうたん模様が圧巻です。雪どけの早いところからは、春を告げる花々が咲き乱れ、堅雪トレッキングと花めぐりが同時に楽しめるのがこの時期です。毎日、午前9時30分と午後1時30分からガイドが案内をしていますので、一緒に歩いてみましょう。(スタッフ:星)[PHOTO]
05月31日・ 志津誕村400年記念オオわらじ奉納と安全祈願祭
 6月1日湯殿山本宮開山祭に先駆けて、志津誕村400年として重さ200キロの大わらじが湯殿山本宮に奉納されました。志津繁栄の"足"となり、震災復興へ足がかりとなる大わらじです。地元志津、本道寺を志津衆が白装束に身を包み練り歩きました。
 夕刻からは、本道寺口の宮湯殿山神社において、六十里越街道安全祈願と東日本大震災復興祈願が行われ、舞踏家、森繁哉氏による「鎮魂の舞」と湯殿山詣古道「想念の舞」が幻想的かつ創造的に披露され、地元の吉川権現太鼓も打ち鳴らされて境内に響き渡りました。(スタッフ:真鍋)[PHOTO]
06月02日・ 6月1日より、館内にて「スケッチクラブ10周年記念展」を開催しております。10年間描きためられたスケッチ約100点(これでもほんの一部です)を、「月山の四季」と題して展示しています。これらの作品を見ると、冬の風景が多いことに気がつきます。月山はそれだけ雪の時期が長いということが、展示作品からも読み取れます。個性溢れる素晴らしい作品の数々、見ていると自分がその場所や風景の中にいるような気分になり、とても癒されます。見ごたえ十分のスケッチクラブ10年の歩みを、ぜひご覧になって下さい。(スタッフ:倉本)[PHOTO]
06月05日・ 自然博物園20周年記念行事と月山ブナの森芸術館オープニングセレモニー
 今日は月山ブナの森芸術館オープニングが、館長の千歳氏と前期作品展「狼の世界」の作者である大島龍氏をお迎えして行いました。20周年記念講演では、大島氏のオオカミとの貴重な体験の話から、オオカミと原住民、野生や自然から学ぶことの大事さを実感しました。群れで生活するオオカミのわけ隔てない生き方に、人間が学ぶことの原点があるようです。今日忘れ去られている、絆や愛が成り立っているオオカミの世界は、大島氏が聞かせてくれた、本物のオオカミの遠吠えのテープから伝わりました。講演に先駆けて、武田白龍氏と社中の皆さんに、青葉と残雪に包まれた玄海広場で尺八と琴の合奏が行われて、花を添えていただきました。和服姿の皆さんは玄海広場に神聖な雰囲気をかもし出し、風流な音色を披露していただきました。大島龍「狼の世界」木版画展は7月末まで行っています。どうぞお待ちしております。(スタッフ:眞鍋)[PHOTO]
06月07日・ 残雪とブナ林 6月に入って気温も上がり、NC駐車場で今日は20度です。ブナも陽気に誘われて青さを増しています。見上げれば、こずえの先まで茂ったブナの葉っぱが青空に広がっていました。林床の残雪も急激に溶け始めていますが、もともと残雪が多かった分原生林には広範囲に雪が残っているので、残雪と新緑はもう少し楽しめるようです。残雪には、雪上藻の彩が目立ちます。こちらは、14日定時案内の中で観察会を開きますので、ご参加お待ちしております。(スタッフ:眞鍋)[PHOTO]
06月09日・ 春から初夏へ あれだけあった雪もだいぶ融け、原生林入り口まではほとんど雪を踏まずに歩けるようになりました。人工林や湧水付近では、エンレイソウが見ごろとなっています。今までは新緑に圧倒されて目線は上でしたが、これからは足元に目線を落とすと、雪の融けた場所からエゾエンゴサク、ミヤマカタバミなどの花がたくさん見られるようになります。オオトチ手前の通称「クロサンの池」では、クロサンショウウオの卵塊を確認しました。森ではエゾハルゼミの大合唱が聞かれ、これから様々な生き物が活発に活動する時期になり、ワクワクしてきますね。 そして、玄海広場ではミネザクラが開花しました。今年は玄海広場の雪も遅くまで残っていたので、ミネザクラの開花もだいぶ遅れるのではないかと思っていましたが、意外にも昨年より3日遅れただけでした。ミネザクラが雪から完全に枝をだしてわずか1週間ほどで開花してしまいまし。植物の力ってすごい!と改めて実感しました。(スタッフ倉本)[PHOTO]
06月14日・ 雪の妖精「雪上藻」観察 森の残雪期も終盤の頃、博物園では雪の妖精に出会うことが出来ます。でも、どんな妖精なの・・・? その正体は雪上藻。生命の起源とも言えるとっても小さな植物プランクトンなんです。森の残雪には、ブナの花や芽鱗、いろいろなゴミやチリなどがあって汚れているように見えます。でも、ちょっとだけ雪の表面をけずってみると綺麗な緑色が出てきます。それが雪上藻です。まるでメロンシロップをかけた美味しそうな色をしているのでびっくりします。緑色の他に、赤色や黄色の雪上藻もいます。そんな自然の色を眺めていると気分が落ち着きます。皆さんも雪が消える前に森の妖精に会って癒されてみませんか。(スタッフ:伊藤新一)[PHOTO]
06月17日・ 管理車道のツリバナが満開です。ここ数年は花付きが悪く秋には実も数えるほどしかならなかったのですが、今年はこれだけ花がみごとなので、秋の実りも期待できそうな予感です。「ツリバナ」はその名の通り花や実が葉の下に吊り下がっているのでその名前がついているのですが、花の色は淡い緑で目立たないので、あまり気づかれない花でもあります。しかし、近づいて見てみると、うっすらと赤の混じった丸い花びらが5枚、とってもかわいらしい花です。管理車道右側に注目してください。きっと目につくはずです。(スタッフ:倉本)[PHOTO]
06月25日・ 遅い入梅後、大雨強風の悪天候が丸二日間続き、トレイル上の雪もついに全部消えました。ギンリョウソウもようやく頭を出し、モリガオガエルも『ヤマアカの池』(センターから歩いて30秒)に産卵しました。恵みの雨により、森の中の生き物たちも生き生きと動き始めています。ブナの森トレッキングはこの時期長靴がお進めです。森の命の息吹を感じながら、ガイドと一緒にゆっくりのんびりとを歩いてみませんか。(スタッフ:星)[PHOTO]
06月29日・ 梅雨の晴れ間に・・・ここ数日、ずっと雨が続いていましたが、今日はすっきりとした青空は見られないものの、久しぶりに太陽が顔を出しました。そして、この晴れ間を待っていたかのように朝からエゾハルゼミの声が樹上から降り注いできます。原生林に入ると、セミの鳴き声に包まれて実に心地良い!! また、園内では「ツルアジサイ」と「ミズキ」が見頃を迎えています。どちらも真っ白な花を咲かせていますが、梅雨空のどんよりとした気持ちをパッと明るくしてくれます。明日以降も雨の予報が多いのですが、この時期に咲く花だけあって雨がとても似合います。水滴をまとった花もしっとりと、上品な雰囲気をかもし出しています。雨の日の散策も、晴れているときとは違う美しさがありますよ。(スタッフ:倉本) [PHOTO]
07月09日・ 今年一番の暑さ・・今朝は朝から太陽がまぶしく、いつもは涼しいネイチャーセンターもとても暑い一日でした。少し歩いただけで汗がしたたり落ちてきます。それでも原生林まで足を運ぶと、時折爽やかな風が吹きぬけ、ホッと一息つくことができます。 そして、石跳川沿いの「ケナシヤブデマリ」とオオトチ手前の「オクノサワフタギ」も白い花を咲かせました。ケナシヤブデマリは吸い込まれそうな白い花色で、秋にはまっ赤な実をつけます。一方、オクノサワフタギは花の大きさはと手も小さく、ふんわりと上品な白い花色で、秋には紫の実をつけます。 これから暑い日が多くなりますが、森の爽やかな空気と綺麗花を見てホッと一息ついてみてはいかがでしょうか?(スタッフ:倉本)[PHOTO]
07月26日・ 今日の午前中は、インタープリター有志ら5名で、ネイチャートレイル(原生林入口からブナ林広場手前まで)の今年1回目の保全活動(散策道の補修)を行いました。毎年数千人の方々が歩く道ですので、定期的なメインテナンスが必要になります。雪融けや大雨の後のぬかるんだ箇所にスノコを渡したり、地元の間伐材を利用して手作りの階段を作ったり、付近の倒木を輪切りにしたものを道の中央に配置したりするなどして、森の環境保全及び来園者の安全な歩行をバックアップするための内容となります。 『ここを掘ると効率的に排水できるかな』などと、各自の持論を戦わせながら?の作業でしたので、時間はあっという間にお昼になっていました。(スタッフ:星)[PHOTO]
08月05日・ スケッチクラブの花が咲きました。8月20日は月山志津温泉かがり火祭り火合わせ神事が行われる予定で、太鼓の演奏、灯篭流し、護摩祈祷などが行われます。その中の、灯篭流しの絵を急遽自然博物園のスケッチクラブのメンバーに画いて頂きました。急な連絡にも関わらず10人ものメンバーにお出でいただき、さすがスケッチクラブの結束力の強さを感じます。書き上げた枚数56枚は、それぞれ滑るような手つきであっと言う間のできごとでした。震災復興への思い、志津生誕400年記念、月山卯年御縁年など思い思いに書き上げた絵を広げると、まるで花が咲いたように綺麗でした。この絵が灯篭になって五色沼を流れる風情を楽しみにたいですね。みなさんありがとうございました。(スタッフ:眞鍋)[PHOTO]
08月26日・ ここ数日すっきりしない雨模様の天気でしたが、今日は午前中から眩しい日差しが降り注いでいます。センター周辺は夏と秋が同居しているようで、日中はコエゾゼミが鳴いていますが、夕方近にはキリギリスの仲間の涼しい鳴き声が聞こえてきます。ブナの森はリョウブの花やハナムグリ(カナブンに似た昆虫)のジャ香に似たいい匂いがしていたかと思うと、ツノハシバミなどの木の実がよく目に付くようになり、玄海広場の水辺には秋の花が次々と咲き始めています。9月は残暑になるとの予報ですが、森を歩いていると、季節が爽やかに変化していく様子を感じ取れそうな気がしてきます。(スタッフ:星)[PHOTO]
09月03日・ きょうの園内は台風の影響を受け、ジメジメと蒸し暑く風の強い一日でした。トレイル上には強風で落ちた枯れ枝が散乱していましたが、枝以外にも木の実や葉っぱなどがたくさん落ちていました。また、ブナハムシの食害で茶色に枯れたブナの葉がトレイルを埋め尽くし、葉が落ちた分、林床には日が差し込んで明るく、まるで落葉後の森を歩いているかのようでした。しかし、9月という季節を感じさせてくれる植物もしっかり顔をだしていました。「アキノギンリョウソウ」です。初夏に見られるギンリョウソウと見た目はそっくりですが、「アキノギンリョウソウ」が刮ハ(2つ以上の心皮が合わさっている)なのに対し、ギンリョウソウは液果(果皮に多量の水分を含む)という違いがあります。また、出現する季節が違うので区別できます。もう一雨くると、ぐっと成長することでしょう。ブナの紅葉は期待出来なくても、これからの季節はたくさんの見所や楽しみがありますよ。(スタッフ:倉本)[PHOTO]
09月08日・ 台風の余波も過ぎ去り、今日は朝から爽やかに晴れ渡りました。台風の雨と朝夕の冷え込みが相俟って、森の中も秋の気配が感じられるようになりました。今年の夏はまとめて雨が降ったかと思うと雨なしの日が何日も続いて、森の土は乾燥して『今年は夏のキノコあまり出なかったね』などとセンタ−で話題になっていましたが、ホウキタケの仲間や赤い傘のベニタケの仲間など初秋のキノコが次々と顔を出し始めました。(冬虫夏草のカメムシタケも1本発見!)。 また、夏の日差しをいっぱい浴びて大きくなった木の実は、秋の色に少しずつ変化していく様子が判りやすく観察するのにとてもいい時期です。週末はブナの森で色々な秋を感じてみてはいかがでしょうか。(スタッフ:星)[PHOTO]
09月09日・ 森で見つけた可愛いもの・・6月18日に確認されたクロサン池のモリアオガエルは卵からオタマジャクシになり、いよいよ上陸を始めました。体長1p程のカエルは周りにある笹の葉にチョコンと座り眠っているかのようです。おどかさない様に観察しましょう。石の上で日向ぼっこしているセンチコガネを発見しました。体中を玉虫色に輝かせながらポージングしてもらいました。動物の糞などに集まる、森の掃除屋さんです。水位が低くなった沢で発見したのが、トビケラの卵。水分を含んで直径5mm程に膨らみ、連なって輝いていました。倒木では、ツノホコリが白さをアピール。アースカラーは地味なものですが、この粘菌たちは小さいながら驚くべき生命力の持ち主で、森の宝石と呼ばれます。(スタッフ:真鍋)[PHOTO]
09月17日・ 厳しい残暑が続いていましたが、センター付近も久し振りの雨になりました。雨が降り出す前、カラカラに乾いていた園内を歩いてみると、着々と実りの秋が近づいているのが実感できました。 天気予報では雨マークが並んでいますが、深まりゆく秋を感じるにはいい季節の到来です。紅葉前のこの時期、静かなブナの森でゆっくりと山歩きを楽しんでみませんか。(スタッフ:星)[PHOTO]
09月22日・ 昨夜の台風で、だいぶ木々の実が落ちてしまったのでは?・と心配しましたが・・。雨上がりの森にはしっとりした緑の中で宝石のような実が色形が様々に輝いています。「紅葉はいつが見頃ですか?」と電話の問い合わせも増えてきましたが、紅葉の時期を待って、この時期に森に来ないなんてモッタイナイ!・・。この時期は、木々の間や草の陰に可愛らしいピカピカの実が沢山あります。最初に発見する人の得意顔も輝きます。台風も過ぎ、週末は素敵な青空になりますヨ。お友達を誘って、是非森の中で宝探しをしませんか?(スタッフ:細谷)[PHOTO]
09月27日・ 9月も終盤になり、朝晩の冷え込みも強くなり日に日に秋が深まっていきます。森の中では冬、そして来春へ向けた準備が着々と進んでいます。植物にとっての大仕事といえば子孫を残すこと。今、まさに実を結び、次の世代へ生命を託そうとしています。植物によって、実の付き方も種の旅立ち方も様々です。赤や紫の色の付いた実は鳥たちに食べてもらうための目印ですが、地味で目立たない実(種)だって様々な工夫を凝らして種を運ぼう、運んでもらおうと頑張っています。そんな種に注目して歩いてみると、花からは想像できない形に変化していたり、あっと驚く仕掛けがあったり、森歩きの楽しみがまたひとつ増えて楽しさ倍増です。 さて、そんな「種」に注目した観察会が10月2日(日)に開催されます。身近な植物にスポットを当てた観察会の第2弾として、夏に続き志鎌節郎さんを講師にお迎えし、玄海広場の植物を中心に観察を行なう予定です。志鎌さんの楽しいお話と、植物の不思議を是非、御堪能下さい。皆様の参加をお待ちしております。(スタッフ:倉本)[PHOTO]
10月06日・ 紅葉前線に初冠雪があり、月山は雪と紅葉の素晴らしい景色になりました。このあたりから寒暖の差が出始めてグッと木々の色付きが増したようですが、博物園周りの紅葉の見頃にはまだ早いようです。それでも散策路を巡ると、小さな秋を沢山目にすることが出来て、季節の移ろいを感じることが出来ますよ。連休は晴れの予報で、色付き始めた木々が輝いていると思います。どうぞ小さな秋と巡る季節を体感しにお出で下さい。(スタッフ:眞鍋)[PHOTO]
10月07日・ 博物園午前中は気温が7度、風はありましたが気温ほど寒くは感じません。周りの紅葉はやはり日に日に鮮やかになっています。 そんな博物園に珍入者がありました。出勤して裏口のドアをあけると、そこには細長い物体が!なんだっ?おおっ!なぜこんなところにィ?どこから這い出してきたんだぁ?大丈夫かぁ?すこし身体が硬直しているぞ!死後硬直か?あっ、動いた!まだ生きている!まぁこんなことを一瞬に考えやって、珍入者を安静させること数時間、動きが出てきたところで安心。ちょっと記念撮影に協力していただき外に帰してやりました。でも、どこから進入したんだろう?(スタッフ:眞鍋)
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10月08日・ 最近『紅葉どうですか』との問い合せが多くなっています。センター周辺はまだ緑色が支配的ですが、森の中に入ると、綺麗に色付いている木の実が目に飛び込んできます。特に赤は緑の補色(クリスマス飾りの配色でもお馴染み)にあたるので、赤い実と緑の葉っぱのコントラストは、とても鮮やかに映ります。昨日までの適度な雨や、これから日中晴れて朝晩冷え込む天気予報など、紅葉にとっていい条件が揃ってきました。この3連休、柔らかな秋の日差しの下で、木の実を探したり、着実に進んでいる紅葉(黄葉)を肌で感じながら、のんびりとブナの森を歩いてみませんか。(スタッフ:星)
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10月13日・ 今日は昨日より気温が5度程高く13度まで上がり風もなく、紅葉トレッキングには最高の日和で、色付いた葉っぱに陽が差し込み一段と鮮やかな紅葉が楽しめました。宮城県の中学生が自然体験に訪れ陽気につられてか森に歌声が奏でられて賑やかでした。週末にかけて天気は下り坂ですが、紅葉前線は志津地区に来ており紅葉は一層彩が好くなります。五色沼や地蔵沼も見頃を迎えていますので、ドライブにも最高です。博物園は、月曜休館で他毎日午前9:30からと、午後1:30からブナの森案内をしています。開園は10月30日(日)まで残りわずかです。ご利用お待ちしております。(スタッフ:眞鍋)
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10月14日・ 今日は昨日より気温が3度上がり、16度になりました。朝の気温でも12度で陽のあたる場所はぽかぽか陽気です。地元の小学校2年生の自然体験学習があり、バスから降りると「思ったよりあったかいね!」なんて口ずさんでいました。それでも、夕方帰る頃の気温は5度を下回るほどなります。寒暖の差が日増しに葉っぱに彩を付けます。明日は雨の予報で寒くなるでしょうが、濡れた葉っぱもまた綺麗ですよ。午後から回復するので、暖かい格好でお出で下さい。(スタッフ:眞鍋)
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10月18日・ 午前中の定時案内でコースを一周してきました。ここ2、3日の強風で折角色づいた葉が散りはしないか心配していましたが、却ってブナハムシの影響で茶色だった葉が落ちることで森の中も見通しが良くなり、ブナ本来の黄金色の黄葉やそれを取り巻くカエデ類・低木類の色合いが一段と鮮やかさを増していました。綺麗な色付きのピークは2〜3日と短いのですが、センター付近の森は懐が深く、見頃の場所が日毎に替わり歩く度にいいポイントに出会える感じです。ブナの森をのんびり歩きながら、今週末は紅葉狩りを楽しんでみませんか。(スタッフ:星)
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10月20日・ 今日のセンター付近の気温は12度。陽だまりに立っていると気持ちよくなる太陽の暖かさが身体を包んでくれます。今日まで好天が続くと天気予報に合わせて、昨日からたくさんの方がブナの森やネイチャーセンターを訪れていただいています。ブナ枯れの影響とか、落葉が進んでいて紅葉も終わりでしょうか?などと心配されているようですが、ブナの森の多様性は期待を裏切るようなことはございません。外から眺める以上に森の中からは紅葉に包まれるような感じがします。散策すると少し汗ばむほど、心地良い疲れに浸り秋のブナ林を満喫していただいたようです。(スタッフ:眞鍋)
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10月27日・ ネイチャーセンターお昼の気温は、7度。陽のあたる場所は10度を上回って小春日和です。昨年の今日は寒波到来で駐車場には30cmの積雪があり雪と紅葉が楽しめました。しかし今日は、この陽気に昨日積雪が見られた姥ヶ岳の雪も解けてしまいました。森は一気に明るくなり、ハウチハカエデやクロモジなどの紅葉が青空に映えてブナの白い木肌も一層輝いていました。暖かさにつられて越冬する虫が這い回り、ヤブキリは産卵に急がしそうでした。鳥のさえずりも賑やかで、みんな冬に備えながらも暖かい日差しを喜んでいたようです。自然博物園は、10月30日(日)まで開園しております。今週は天気が続きそうなので最後の森歩きを楽しみにお出でください。(スタッフ:眞鍋)
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12月11日・ 西川・月山スノーシューパークオープニングセレモニー
 西川町は、町全体がスノーシューイングフィールド!豪雪が魅力の西川町で、今冬注目は"スノーシューイング"、里山から積雪6mのブナ林までエリアを広げて楽しむことが出来ます。NPO法人エコプロ・月山朝日ガイド協会・西川町総合開発(株)それぞれのプログラムを個人の能力に合わせてチョイス。今日は弓張平公園でオープニングセレモニーが行われて、その後積雪1mの同公園をスノーシューで初歩きを楽しみました。
自然博物園は、12月17日(土)弓張平でスノーシューイングを開催します。参加お待ちしています。(スタッフ:眞鍋)
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12月15日・ 毎月第3木曜はスケッチクラブ例会
 今日は月に一度のスケッチクラブ。冷たい雨が降る弓張平で、スノーシューの歩き初めとなりました。積雪は先週と比べるとだいぶ減って30〜40センチ程でしたが、歩きごたえは十分。まだ落ちずに残るナナカマドやキハダの実を楽しみながらお昼まで歩きました。広い雪原には動物の足跡がたくさんあり、どこに行ったのだろう?何をしていたのだろう?と想像を膨らませながら歩くのもまた楽しいものです。途中から雨は雪に変わり、風も強く、弓張らしい空模様となりました。どこをスケッチしようか迷いながら歩いているうちに時間も過ぎていき天気も悪くなり・・・今日は珍しくスケッチなし!!こんなこともあるのですね。参加者は9名とちょっと少なめながらも、いつも変わらずパワー全開のメンバーに、今日もたくさんの元気を分けていただきました。また来月楽しみです。(スタッフ:倉本)
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2012
01月19日・ 毎月第3木曜はスケッチクラブ例会です。
 今年最初のスケッチクラブの参加者はスタッフを含め11名でした。最高の天気に恵まれ、みんな清々しい気持ちで森を歩きました。こんなチャンスは滅多にない!ということで、ゴガラミの森まで足を延ばすことになりました。気温はさほど高くないのにお日様の威力はすごくて、歩くと汗が噴き出てきます。動物たちも晴れ間を利用して餌探しをしているのか、いろんな種類の足跡が無数に見られ、まるで雪上に模様が浮き上がっているようでした。ゴガラミの森にはみごとなブナの大木が何本もあるのですが、その幹や枝に、週末に降った大量の雪がこぶのようにくっつき、これがまた面白くてみんなで感心しきりでした。まさに自然が作り出す芸術作品です。先月はスケッチなしだったのですが、今回はゴガラミの芸術作品をしっかりスケッチしました。 昼食後、湯殿山・姥ヶ岳・月山の見える場所まで足をのばすと、あまりの景色のよさに帰るのがもったいないほどでした。しばらく景色を楽しみ、森の空気をたっぷり充電し、後ろ髪をひかれる思いでゴガラミの森を後にしました。たっぷり歩き、気持ちも体も大満足の年初めの例会となりました。(スタッフ:倉本)
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02月28日・ 月山志津温泉では、先週24日(金)〜26日(日)に第一週目の「雪旅籠の灯り」が開催されました。今年で7年目を迎えるこの祭りは以前、全国ふるさと大賞で金賞を獲得した冬祭りです。年々開催される度に規模が大きくなりクオリティーも高くなっています。我々エコプロ&博物園スタッフも毎年腕を上げていますよ。今週末2日(金)〜4日(日)が2週目の開催です。ロウソクに灯された優しい雪旅籠の灯りを観に是非お出でください。(スタッフ:(眞鍋)
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