博物園歳時記
2010年7月11日(日曜)
 玄海広場から一寸のヤマアカの池で、新たな動きと悲しいできことがありました。先月産卵したサンショウウオの赤ちゃんが、オタマジャクシとして動き始めました。卵のうに包まれて成長し、尻尾やおなか、手足の部分が見られるようになり、時折卵のうの中で動いています。すでにオタマジャクシになって泳いでいる姿は可愛いものです。 そして、それを食べようと狙っているイモリが卵のうに顔を突っ込んでいたりもします。  小さな池の中で、生態系が成り立っているようです。また、その一つとしてこの池に待っていた、ヤマアカガエルが死んで池に浮かんでいました。身体にはオタマジャクシが取り付いて、食べようとでもしているのか、悲しくも当たり前の現実です。なぜ、ここでヤマアカガエルは死んだのか?死ぬ前に子孫を残して欲しかった・・・。(スタッフ:真鍋)
卵のうの中で成長したトウホクサンショウウオ
イモリが顔をつっこんで捕食しています
サンショウウオのオタマジャクシ
死んだヤマアカガエル