=スノーシューで観察会= 第1回 冬の植物観察会
 天候は晴・参加者8名・スタッフ2名
2010年2月7(日曜)
 弓張平の積雪は、小雪とは言え2m〜3mになっています。その雑木林にスノーシューを履いて、植物にどんな特徴が見られるのか、また、その知恵や工夫を探りに出かけました。
 弓張平は、季節風をまともに受ける場所で、常に厳しい風雪にさらされているところです。この日は、曇りのち晴れの天気で、午前中はやや強い風の影響を受けながらも、やわらかい新雪や、白く雪化粧した雑木林を、気持ちよく歩くことができました。そんな中、グリーンシーズンでは花や葉っぱに注目するものの、なかなか観察しきれていない、冬芽の芽鱗(ガリン)や芽鱗痕(ガリンコン)、短枝や長枝などをじっくり観察することができ、それぞれの特徴や見分け方について、参加者も納得いくまで観察できたようです。それも、講師の志鎌氏の丁寧な、幅の広い解説があったからこそだと思います。普段気にしない植物の営みに、これだけの知恵と工夫があり、そして、不慮に備えて成長する生命力に感心しました。スノーシューを履いて、積雪の上から目線を上げての観察会は、冬ならではの見所がたくさんあり、まだまだ興味の尽きないものになりました。(スタッフ:眞鍋)。
冬の植物観察会の様子
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